2012年03月30日
聴竹居にキターッ!
日本を去る前に見とかなあかん住宅、京都は山崎にあります「聴竹居」を訪ねました。設計は藤井厚二さん。日本で最初に「環境共生住宅」を志向した建築家と言われています。これはご自身のご自宅であったようなのですが、昭和3年に建てられ築80年になります。これこそが本物の"100年住宅"です。ここにずっと来たかったんです。
この住宅だけでも素敵な建物なのですが、今の時期は植栽が枯れています。これが新緑な時期になると...
こんなに綺麗。建築と自然が見事に調和してます。これが紅葉の時期になると...
こんな雰囲気がでるんです。見学の時期はこのどっちかがいいですね。予約は2週間前におこなわなあきません。
大きな縁側といいますか、和のサンルームです。大きな庇と表の植栽によって季節ごとに自然の光を取り入れたり、遮光したりしてます。大きな木製の窓枠がありますが、80年経った今でも形状の狂いひとつなく、いまだに気密性を保っています。普通は木が変形して隙間ができてきたりするんですが、この昔の職人さんの高い技術に頭が上がりません。ほんまにすごいんです!
この写真はこの建築家の書斎兼娘さんの勉強部屋です。一緒に勉強してたんでしょうね。藤井厚二さんは、日本中の気候、温度、風向きなどのデータを取り、この時代に既に科学的に快適な住宅を考えてはった方です。風や地熱を取り入れる工夫なんかもこの住宅にはあるんです。
どこか懐かしい和の雰囲気の中に、西洋的な幾何学模様が取り入れられてます。この机と椅子とソファと照明に床の間や数奇屋の網代天井が合うもんですねぇ。言葉を借りますと、"洋と和の幸せな統合"です。
こういう住宅は80年経っても人に「ここに住みたい!」って思わせる。買う人が出てくるんです。そうすると資産価値がずーっと残っている。デザインが優れているからです。こういう住宅をほんまもんの"100年住宅"って言うんですよ。
自分にとっての理想的な住宅。肌で感じることができました。
この住宅だけでも素敵な建物なのですが、今の時期は植栽が枯れています。これが新緑な時期になると...
こんなに綺麗。建築と自然が見事に調和してます。これが紅葉の時期になると...
こんな雰囲気がでるんです。見学の時期はこのどっちかがいいですね。予約は2週間前におこなわなあきません。
大きな縁側といいますか、和のサンルームです。大きな庇と表の植栽によって季節ごとに自然の光を取り入れたり、遮光したりしてます。大きな木製の窓枠がありますが、80年経った今でも形状の狂いひとつなく、いまだに気密性を保っています。普通は木が変形して隙間ができてきたりするんですが、この昔の職人さんの高い技術に頭が上がりません。ほんまにすごいんです!
この写真はこの建築家の書斎兼娘さんの勉強部屋です。一緒に勉強してたんでしょうね。藤井厚二さんは、日本中の気候、温度、風向きなどのデータを取り、この時代に既に科学的に快適な住宅を考えてはった方です。風や地熱を取り入れる工夫なんかもこの住宅にはあるんです。
どこか懐かしい和の雰囲気の中に、西洋的な幾何学模様が取り入れられてます。この机と椅子とソファと照明に床の間や数奇屋の網代天井が合うもんですねぇ。言葉を借りますと、"洋と和の幸せな統合"です。
こういう住宅は80年経っても人に「ここに住みたい!」って思わせる。買う人が出てくるんです。そうすると資産価値がずーっと残っている。デザインが優れているからです。こういう住宅をほんまもんの"100年住宅"って言うんですよ。
自分にとっての理想的な住宅。肌で感じることができました。
数寄屋研究 Sukiya study
プレハブ式茶室住宅 Construction completed
Churches of Japan
Traditional Japanse house
Soil investigation
Learn from traditional design
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Posted by Masakatsu Nishitani at 00:22│Comments(0)
│ジャポニズム復興運動 Japonism