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2015年01月07日

日本庭園を学ぶ Japanese garden observation


造園の師匠である藍ランドスケープさんの日本庭園工事を見学しました。植栽や石の選定、配置、土、デザインなど作庭作法を工事がある度に学ばせて頂いてます。この日は雨が降っていたのですが、和の庭は雨が降るとまた情緒があり、滴る水の音や濡れた石、青々とした苔の表情は見るものを楽しませてくれます。
I visited the construction site of traditional Japanese garden by Ai Landscape Design Office and learned methods of gardening such as the selection of the plants and stones, its location, soil and design. I like the atmosphere of Japanese garden especially when it's rain. Having raindrops, surface of wet stones and moss gets more green, I feel so confortable with them.


黒い溶岩石の中に飛石と鉢のコントラストがあります。独特な形状の石を自然の形で手水鉢にされています。
Contrast between the black lava stones and stepping-stones, washbasin is amazing. The designer uses the unique stones as a natural washbasin.


枝垂れ桜?梅?どっちだったかな。和の庭を象徴する植栽のひとつです。地被を見ますとここでは苔の代わりにリュウノヒゲが植えられています。
Probably a weeping cherry tree or plum. One of the symbols of the Japanese garden. The soil is covered with mondo glass instead of moss.


蹲踞手水鉢と織部灯篭。水が滴る音が人を癒してくれます。
Traditional stone washbasin and lantern. Dripping sound of water drop makes us peaceful.


これはソメイヨシノ、桜です。若木を搬入することはありましたが、こんな大きな木を搬入することもあるのに驚きました。お庭までクレーン車を乗り入れて運んだそうです。春にはお家で花見ができます。羨ましい!
This is Somei-yoshino, the most popular cherry tree in Japan. I'd never seen such a huge planted tree brought into the house garden. The gardener used a big truck to bring it. I'm envy of hanami, party under the full bloom tree every year!

百聞は一見にしかず、現場を見ることは何冊もの本を勉強するのに値します。造園の師匠である藍ランドスケープさん、いつもありがとうございます。とても勉強になりました。
Not only learning from books, but also learning at the construction site is a worthwhile experience. A construction site is worth a thousand books. I'm thankful to my mentor, Ai Landscape Design Office. I've learned a lot.








  


Posted by Masakatsu Nishitani at 09:33Comments(0)

2013年08月07日

Landscape design


藍ランドスケープ
さんの造園工事の見学に行きました。庭園設計のご指導を頂いている師匠です。
Observed the garden constructed by Ai Landscape Design who is my mentor. I've been learning landscape design from them.


手描きの平面図には、様々な種類の植栽が事細かに書かれています。
The handwriting plan precisely mentions variety of plant species.


また、もう一枚の手描き図によって、クライアントは、工事完成後のイメージをしやすいんです。
Clients can easily imagine a view after the completion of construction with another handwriting image.


工事が始まってから...
The construction started...


完成後の最近の写真がこちら。素晴らしい!この工事~完成後の見学はすごく勉強になります。庭園設計の必要性を強く感じます。住宅設計にもこれが含まれるべきです。
Recent photo after the completion of construction. Marvelous! The observation is a good learning experience for me. Strongly sensed the necessity of garden design, and it should be included in designing a house.   


Posted by Masakatsu Nishitani at 00:38Comments(0)

2013年01月27日

"East meets West" garden


造園植栽について、藍ランドスケープ設計事務所の師匠から学んでいます。今回は和洋折衷のお庭を勉強させてもらいました。工事完了後に見学させて頂きました。
I've been learning landscape design from a proficient designer of Ai landscape design office. I observed the garden merging Japanese and Western style.


まず、こちらは洋のお庭。煉瓦タイルとオリーブ、夏みかんの木が印象的です。
This is the Western style garden. Brick floor, olive and mandarin trees are impressive.


90度視線を変えるとそこには和のお庭。洋と和のお庭が隣接していますが、室内からはそれぞれの窓からどちらか一方しか見えないように設計されています。
Turned my eyes to the right, there was the Japanese style garden. Two adjoining gardens are neighbors, but you can only see either two of the gardens from inside of the house through windows.


敷石まわりには、コケの代わりにリュウノヒゲが。日当たりや水分に繊細なコケの代用として、生命力の強いリュウノヒゲを使うのは、環境に恵まれない場所にはいいです。
Mondo grass around the flagstones instead of moss. Moss is sensitive to moisture and sunshine, so sometimes better to use the vigorous Mondo grass instead, depends on the condition.


こちらには綺麗なスギゴケがしっかり生えています。洋の噴水の代わりに、日本のの庭には蹲(つくばい)があります。水がチョロチョロする音に癒されます。
Beautiful moss in this area. The East has fountains, we have "Tsukubai", a small basin. This sound of water drops is considered relaxing and soothing.

南欧の田舎町で見た、建築の内外に自然に緑を取り込む手法を研究しています。そのためにもこういった現場を実際に見ることがとても重要だと考えています。また、いっぱい学ばせて頂きました。
I study the way which I saw in the south Europe, bringing greenery to the interior and exterior of architectures. It's very important for my study to see more construction sites. Learned a lot in this garden.  


Posted by Masakatsu Nishitani at 20:11Comments(0)

2012年08月04日

Balcony Garden

Photo 3 - 2012-08-02
先日、久留米にあります新古賀病院さんのバルコニー緑化工事に参加させて頂きました。作庭の師匠のご指導も頂きました。写真のように、まずバルコニーに防水塗装を施し、それから防根シート、そして発砲スチロールの保水シートを敷きます。
The other day, I joined the construction of balcony garden at Shinkoga Hospital in Kurume. I learned the process of its landscape planting. Firstly, a waterproof paint was coated on the balcony floor. Secondery, laying root-proof sheets, then putting down water-retaining plates made of form polystyrene.

Photo 1 - 2012-08-02
先ほどの下地処理の上から、土留めの石を置き、土を入れて、植栽を植えていきます。そして湾曲した鉄筋には、パッションフルーツを誘導していきます。
After the groundwork, we put stones, earth and garden plants. The passion fruit stalks were led to the bended iron bars.

Photo 1 - 2012-08-02
南国風のイメージということで、それに合わせた植栽が植えられます。土留めの石は阿蘇の溶岩石だそうです。
The concept of this garden seems like "Southern Islands" way. The stones to retain earth were lava stones.

Photo 4 - 2012-08-02
ここから小さな花を植栽周りに植えていくそうです。ここは各階に異なるスタイルのバルコニーガーデンがあり、病院の方々の癒しスペースとなっているようです。いい仕事やなぁ。
This work will be completed after they plant small flowers. Each floor balcony has different type of garden that can be a garden museum. This garden has good reputation among the people in the hospital as their relaxation place. Great work eh!

現場を手伝うと本当にいい勉強になります。
I do learn lots of things at the construction site all the time.   


Posted by Masakatsu Nishitani at 15:45Comments(0)

2012年04月05日

枯山水作庭現場


いくら日本庭園が好きだと言ってみても、実際つくられている現場をみないと設計などできません。ということで、私の作庭の師匠、あいランドスケープさんにお願いして現場を見て勉強させてもらってます。今回のお庭はある住宅のお庭を枯山水にする工事です。もともとあったお庭の石や植栽を生かしておこなったそうです。奥に須弥山に見立てた石を配し、手前につくばいが設置され、枯山水を表現されています。


つくばいまでの飛石です。石と石の芯は平行に、踏み出して歩く歩幅にちょうど合うように設置されています。写真下の長い飛石のひとつ上、丸く線模様と穴が開いている飛石。これは石臼の豆などを挽く部分が再利用されてます。現代の工事では、ユンボなどの重機によって巨石の移動がおこなわれますが、昔の人はどうしてたんでしょうね?という話をしていました。馬に運ばせていたのではとのことです。


お庭の裏に回りますと、竹垣の製作中でした。小さいスペースをコの字に囲んでいます。ここには灯籠とモミジなどの植栽があり、苔敷きになるそうです。これが何になるかと言いますと...


お家の玄関を開けたときに、中からこういう風に見えます。額縁庭園です。モミジに葉がつくと灯籠にかかってくるでしょう。そして、灯籠にろうそくを灯すと、なんて考えるととても楽しみです。


建物全面のアプローチ部分には、両側にモミジが移植されました。ここは秋になると真っ赤な紅葉がこのアプローチを包むようになるでしょう。作庭設計の師、あいランドスケープの深見さんは、一度、平面図である程度石や植栽の配置を決めておいて、それらを実際に配置してみてから微調整をおこなうそうです。微調整といっても大変な作業です。

京都で日本庭園を見て回りましたが、こうやって実際に作られているところを見学できたことはとても勉強になりました。日本庭園の心を胸に海外に出ようと思います。最後には作庭バイブルまで頂きまして、嬉しい限りです。持っていきます。ありがとうございました。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 02:09Comments(0)

2012年04月03日

苔寺にキターッ!


京都の世界遺産のひとつである西芳寺、別名苔寺を訪れました。この1〜2ヶ月、京都の日本庭園を回って徹底的に勉強してきました。日本人として日本庭園の勉強をしっかりしてから海外に出たかったからです。西芳寺も事前に見学が必要です。お庭を見る前にお経を唱え、写経をおこなわなあきません。庭園見学言うのみという訳にはいかんのです。お経、初めて読みました。般若波羅蜜多…の意味を隣の外国人に訪ねられましたが、答えられませんでした。無念です。


お寺の伝えによると、西芳寺は聖徳太子の別荘で、行基がそれをお寺にし、夢窓疎石というお坊さんが作庭したと言われています。庭園は枯山水と池泉回遊式庭園からなり、お庭が苔に覆われているため苔寺と呼ばれています。その苔の数、120種類だとか。苔は繊細な植物なので、維持するのはとても大変でしょう。かなり努力されているんだと思います。


時期的には梅雨時期になるともっと青々としてくるのですが。見学は外国人の方が半分くらいとすごく多かったです。


これが池泉回遊式庭園の象徴的なところです。静かで荘厳な雰囲気がそこにはありました。アップルの創業者、スティーブ・ジョブズ氏もよくここを訪れていたらしいですよ。


ほんとは梅雨時期なんかに行くとこんなに綺麗なんです。

これで京都の日本庭園はほとんど自分の目で見ることができました。とりあえず苔寺を最後にして、日本の心を胸に海外に出て行こうと思います。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 01:55Comments(0)

2012年02月22日

龍安寺で日本庭園を学ぶ


日本を代表するお庭であり、ユネスコ世界文化遺産でもあります龍安寺石庭を訪問しました。これだけ有名でありながら、作られた時期、作者、設計意図は明らかにされていません。雑誌「一個人~日本の庭園入門」では、作られたのは江戸時代初期、作者は小堀遠州という建築家、作庭家であった方ではないかという考察がされていました。謎の多い日本庭園に興味津々津々で臨むことになりました。


砂利が綺麗に整えられて、何にもないところにポツンポツンと石が配置されてます。潔さと言いますか、無の美とも言うんでしょうか、なんとも見ていて気持ちのいいお庭です。昔の日本人が持っていた独特の美的感覚とはこういう事なんでしょう。

しかし、この作庭意図には西欧的な手法もとられているそうです。ひとつは建築でよく使われるパースペクティブ。遠近感の強調による視覚的トリックです。平らに見える庭も、向かって右側奥の塀に向かって徐々に高く勾配がとられており、一方で配置されている石は奥に行くにつれて徐々に低くなっています。庭という限られた空間に広がりをもたせる手法だそうです。

また、石の配置には黄金比が見られるということです。最も美しいとされるプロポーション。完全な和の手法で作られたと思いきや、西欧の手法も取り入れられているのには驚きです。

また、ひとつのお庭からたくさんのことを学べました。

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 01:13Comments(0)

2012年02月16日

大徳寺で日本庭園を学ぶ

再び京都へ日本庭園の勉強に行ってきました。今回は、大徳寺。大徳寺は塔頭(たっちゅう)というお寺の敷地内で小院に別れており、それぞれが個性ある庭園をもっています。拝観可能なのは4つの塔頭のみです。


まずは、大仙院の枯山水のお庭。ここは庭全体で、滝から大河から大海へと流れ行く様が表現されてます。もちろん枯山水なので水はありません。岩と砂利でそれを描いてはります。ここは宮本武蔵とも縁のある沢庵和尚がいらっしゃったそうなんです(バガボンドで和尚の事知りましたが)。和尚の書も残っており、ちょっと感動しました。たくあん漬けの考案者という言い伝えがあります。


次は龍源院。ここは一枝坦という枯山水のお庭で蓬莱山、鶴島、亀島に見立てた岩が配置されています。一方でこの反対側には苔に覆われた龍吟庭という趣の異なるお庭もあるんです。梅雨時期に見るともっと苔が綺麗なんだろうなぁと思いつつ。


この辺の納まりに妙に惹かれました。古瓦も入っていますね。


壺庭が好きな自分としては、この東滴壺がとても気に入りました。石庭では国内で最も小さいらしいですけど、もっと大きく感じます。


高桐院のお庭は、苔庭に多くの樹木がありましたが、見頃は過ぎていたようです。でも、新緑が綺麗な春や、紅葉の秋、雪が降ったときなんかはすごく綺麗だろうなぁという妄想だけはしてきました。


参道の敷石はとても印象的でした。この石組を見ていると、ステンドグラスのデザインに共通してるとこがあります。

大徳寺にはこれらの塔頭の他にも、露地の綺麗な真珠庵、書院庭園の狐篷庵が有名ですが、残念ながら非公開。覗きたい... こういう先達の伝統的な作庭を見て、同じものを作るなんてとてもできることじゃありませんが、デザインを吸収し、アイディアを触発できるようなことがあればと学んでいます。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 01:40Comments(2)

2011年12月01日

額縁庭園を学ぶ

額縁庭園とは、柱や梁を額縁に見立てて、一枚の絵のように風景の一部を切り取って鑑賞できるお庭です。


光明院のお庭。昭和を代表する作庭家、重森三玲さんが手がけたお庭です。3つの石の配置が見られますが、真ん中に如来様、脇に菩薩様、これらは仏様を表し、三尊石といいます。


宝泉院です。竹林が印象的です。このお庭、盤桓園(ばんかんえん)と言いまして、盤桓とは立ち去りがたいという意味で、ほんとに帰りたくなくなります。なんせ人が多かったので帰りましたが、こういうとこでお庭見ながら、横になってゆっくりしたいもんです。


詩仙堂です。砂地後ろに丸いサツキがあって、その背後にモミジがあります。ほんとはもっとモミジが赤くてサツキの緑とのコントラストが綺麗だそうですが、今年は紅葉があまり色づいていないのでちょっと残念。それでも綺麗でした。


蓮華寺です。あまり人はいませんでしたが、僕はこのお庭好きです。日本家屋、お寺もそうですが、基本的に暗い。そこに光と一緒にこういった風景が目に入ってくると感動します。お部屋も天井が高くて、明るいだけじゃ能がない。こういった空間の方がより落ち着くし、部屋にいても自然の美しさを感じることができます。こういう空間をつくっていきたい。もっと勉強します。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 18:00Comments(4)

2011年12月01日

日本庭園を学ぶ


日本庭園の勉強に京都へ行ってきました。目的はお庭巡り。日本の枯山水、池泉庭園、露地といった独自のスタイルを目に焼き付けてきました。まずは、東福寺の方丈庭園。苔と敷石の市松模様。この敷石は廃材を再利用しているようで。


こちら霊雲院のお庭。植栽と石燈籠、つくばい、敷石があります。これらのアイテムは景物いう日本庭園の景色を創出するものです。これらの配置のバランスも絶妙です。夜も燈籠にろうそく灯したら綺麗なんやろうなぁ。


ここは曼殊院です。たぶん。どこがどこかわからんようになってきた...枯山水です。小石で池泉を表現しています。背景の紅葉とのコントラストが綺麗です。でも紅葉シーズンの京都は人が多過ぎる。ゆっくりお庭を眺める隙も暇もありませんわ。


これ、どこやったかいな。なんせ坪庭です。僕はどっちかと言いますと、こういう坪庭が好きです。京都の古民家にある坪庭は、なかなか一般公開されることがないので、こうのが見れると嬉しい。やっぱ苔がいい。苔は使いこなせるようにならなあきません。


これは蓮華寺のお庭どす。置かれている石にも色々と意味がありまして、ここの場合、舟石なるものがあり、舟が動いてるようにも見えます。石橋もいいです。

昔の日本の庭師の感性、しっかり感じてきました。やはり日本庭園は世界に誇れるもの。自分の建築にも取り入れていきたいと思います。この域まで達することができなくても、少しでも近づけるよう引き続き学んでいきたいと思います。百聞は一見にしかずです。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 03:34Comments(2)

2011年11月12日

坪庭再生計画

坪庭の再生計画の提案をさせて頂きました。ひと昔前の日本では、住宅の間口が狭く、敷地が細長いため、採光と通風のために設けられ、特に京都で発達したのが坪庭です。また、最小限の空間に植物や石を使って、すまいと自然につながりをもたせる目的もありました。先人の知恵から生まれたお庭です。


今回の坪庭再生計画では、私の造園の師匠でありますあいランドスケープさんにアドバイスを頂きました。この坪庭はすっかり荒れ果て、もともとこの庭に計画的に植えられていた植物の他に、多くの雑草が生い茂っています。この坪庭の雰囲気づくりに、必要なもの、必要でないものを剪定し、あらたに加えるとより庭が映えるものを取り入れるようにしました。


再生計画として、雑草を除去した後、スギゴケを敷き詰め、出雲灯篭やアオダモを加えています。灯篭にも色々ありまして、数万円から十万円以内であるのですが、灯篭に蝋燭の火をともすと日本に生まれてよかったぁ的ないい雰囲気が生まれます。水を溜めておく蹲(つくばい)もこの坪庭を演出します。スギゴケもマット状のものが販売されていますので、DIYも可能です。下地に赤土を使うと生育が良いそうです。市販で袋売りはされていませんが、土の販売業者のところを訪ねて直訴するといいでしょう。

日本の坪庭。もっと広めていきたいんです。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 11:26Comments(0)

2011年08月22日

枯山水作庭見学 

現在の設計施工担当のリフォーム物件で、枯山水のお庭が手入れされず眠っている状態です。この磨けば光りそうな原石をなんとかしたい...


そう思って、私の作庭の師匠の枯山水庭園施工の見学に行かせてもらいました。枯山水とは、水を用いずに石組みを主体に自然景観を象徴的に表現する様式です。植栽のリュウノヒゲや飛石、つくばいがバランスよく点在しています。


これは葺き替えた瓦の廃材を再利用して、このお庭の向こうに見える海の波を表現しているそうです。素敵な再利用です。


同じくこちらも瓦の廃材でできた石畳み。めちゃめちゃ勉強になりました。ひとつ、師匠が残念がっていたのが、石や苔以外の部分に、本来であれば砂利を敷き詰めるとより一層、引き立つお庭だったということです。こちらの建物本体工事に費用がかり過ぎて、砂利まで予算が回らなかったそうです。

建物の正面に無意味にぶっとい梁に彫刻が施されてます。この費用を砂利に回したらよかったのに...

愚痴です。

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 20:32Comments(0)

2011年04月27日

里櫻満開


先日、宗像のお客さんのお宅を訪問しました。こちらのお施主さんは、お庭の植栽や家庭菜園をすごく楽しまれている方です。この家が立つ前から現場に残っていた赤レンガの廃材を再利用した花壇にきれいに花が咲いています。そして、施主さんと私が張った芝に植えたサトザクラが満開です。まだ、植えたばかりなので、小さいのですが。


当初は一般的なサクラの一種であるソメイヨシノを植える予定だったのですが、サトザクラに変更。その理由は、ソメイヨシノは春になればどこでも見られる、しかし、4月半ばくらいには花びらが一気に散って寂しい気分になる。そんな寂しいタイミングの4月半ばくらいから咲き始めるのがこのサトザクラなんです。このお庭では、いまだ花見ができます。


そして、いつかこんな満開が見られるのを楽しみにしています。ソメイヨシノよりも少しピンク色が濃いです。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 14:37Comments(2)

2011年04月09日

屋上緑化完成


ビフォーです。昨日のブログのつづき... あいランドスケープ設計事務所さんのお仕事。以前はふつうの無機質なベランダが...


アフターです。緑化が施され、有機質なベランダになりました。


色鮮やかな花がとてもかわいい。オリーブもいい。実がなるでしょうか?緑化工事を依頼された方は、プロヴァンス風ガーデンをつくって欲しいというご希望があったそうです。ここ病院の休憩室の前のバルコニーなんです。癒し効果は絶大です。


この井戸ポンプいいなぁ。とても勉強になりました。
  


Posted by Masakatsu Nishitani at 12:00Comments(0)

2011年04月08日

屋上緑化見学

私の外構・植栽計画のお師匠、あいランドスケープ設計事務所さんが久留米市内の病院でおこなわれた屋上緑化工事の見学に行ってきました。現在、うちの設計事務所でも木造住宅への緑化導入を検討しておりまして、あいランドスケープさんにご指導頂いたわけなんです。緑化は自然の癒し効果だけでなく、夏季の遮熱効果など環境面でも大きな効果が得られます。


コッツウォルズストーンというイギリスのコッツウォルズというところで産出するはちみつ色の石灰岩。これを割って、花壇とタイルをつくられていました。いい色してます。石の形状の最後の調整は、かなづちで叩いていきます。


花壇の石積み。惚れ惚れします。ひぃじぃちゃんは名石工でしたので、その血がうずくんです。ここに入る土は20~30cm厚の人工軽量土壌「ヒバソイル」。ガーデニングにかかる総重量は2トンです。いかに植物の育成を損なわない程度に、構造物にかかる重量を落とすかというのがひとつのポイントです。


その他にも、根が建物を傷つけないようにする防根シート、排水をよくするためのシート、網の中に入っているのは土に保水性をもたせるパーライトなどが設置、土中には自動水やりのための灌水システムが仕込まれます。されています。幾重にも工夫が重ねられています。



完成図です。工事中にこれを見られてた方々も完成を待ち望んでいました。このあいランドスケープさんは、手描きの植栽プラン図にコダワリを持たれています。植物ひとつひとつの名前や説明があり、すごくわかりやすいし、ワクワクします。

屋上緑化の細部のしくみがよくわかってとても勉強になりました。木造住宅への僕らなりの屋上緑化の導入、すすめていきます。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 14:04Comments(0)

2011年03月02日

庭師のしごと ~風景をつくるひと~

左の写真はブラックベリー、右は淡いブルーの花がキレイなプルンバゴ。僕の師(勝手に)であるあいランドスケープさんから住宅の壁面緑化で提案してもらった植栽です。これすごく気に入ってるんです。



うちの設計事務所が建てたある物件の、コンクリート打ちっぱなしの壁面を緑で被覆するプランをつくってもらったんです。コンクリートの無機質な景観を、緑であふれた壁面にしてもらうためです。見た目の良さだけでなく、夏には熱を蓄えてしまうコンクリートを被覆することによって、緑による遮熱効果も得られます。



プランには手描きのイメージ図をもらえます。提案される植栽の特性なども事細かに説明をもらえます。実際に現場を見て、その地の気候風土や日当たり、建物の景観などをふまえ、それらに適した植栽の提案をしてくれるんです。



壁面緑化には不可欠なツタ系の植物。これは、プルプレアという葡萄の一種だそうです。色といい、形といいカッコいい... 僕も将来の自分の家には、パーゴラに葡萄を植え、葡萄の実のなる屋根をつくるのが夢です。そして、ワインを醸造する。(違法か...)

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 20:11Comments(0)

2010年11月18日

そうよ、自分の力で這い上がるのよ!



あるお宅のお庭の端にこのような傾斜がありました。隣地の雑草が生い茂り、側溝には草葉が積もり、斜面の土の一部が崩れています。今回の緑化計画は、この斜面の改良です。



草木が生い茂った斜面が一転。芝生には、夏季の地表温度の上昇を抑制する効果があったり、緑のじゅうたんに癒しを求める目的で住宅のお庭にも使用されます。しかし、今回は芝生に根を張らせて土砂崩れを抑制するために、法面の土を押さえる目的で使用しました。何も言っていないのに、職人さんは生い茂った雑草や側溝の枯葉を綺麗にしてくれました。いい職人さんって、そういうところにも気配りがまわるというか、美的感覚が許さないのか、その仕事ぶりにとても感動しました。



傾斜には防腐防虫処理済みの木杭、板で段差をつくり、その間に芝生を張っていきます。職人さんが地面をコテで綺麗にならし、張った芝はずり落ちないよう竹串で押さえていきます。



この現場のすぐ横の側溝でドラマがありました。まだ飛べないひな鳥が側溝に落ち、それを心配そうに見ている親鳥。横に人間がいるにも関わらず、親鳥は周辺を飛びまわってひな鳥に語りかけ、元気づけているような。工事を中断して職人さんとこの光景を見守っていましたが、飛べないひな鳥が渾身の力を振り絞って、側溝から飛び出し、林の方へ。職人さんと一緒にちょっと泣きそうになりました。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 13:34Comments(0)

2010年07月07日

里櫻ト檸檬。 ~コモレビ・コーディネート~

コモレビ・コーディネーターのにしなっつです。日差しもきつくなり、木漏れ日が気持ちいい季節になってきました。今回はうちのお客さんのお庭のサクラ舞い散る植栽計画に参加してきました。こちらのお譲ちゃんの名まえにちなんでサクラを植えたいという奥様の念願でもありました。

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植樹をお願いしましたあいランドスケープさんのアドバイスもあり、当初は一般的な染井吉野を植える予定だったのですが、サトザクラを植えることになりました。染井吉野は日本にいればどこででも楽しめる、それが散った頃に咲く櫻をお家で楽しみましょうというのが理由でした。奥様に木の位置、見え方を検討してもらいました。お譲ちゃんが木の廻りを駆け回るスペースも確保。

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その傍らにレモンの木も植えました。レモンの木を植える準備をしていると、アゲハチョウが遊びに来たんです。しかし、レモンの黄緑の葉の色ってほんとに綺麗です。おいしいはちみつレモンをつくる楽しみも増えます。

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植樹完了。サトザクラの葉はだいぶ落としています。この暑い時期に植樹すると、木が吸収した水分を葉がどんどん蒸散してしまうので、木にはよくないそうです。「木が入ると雰囲気が違う...」奥様のご感想です。お庭がまた豊かな緑になりました。そして、サトザクラは来年になれば...

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こんな花が咲くんです。舞い散ります。本当に楽しみです。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 16:21Comments(2)

2010年06月17日

体育会系サッカー場増設計画

最近、緑の植栽ブログが続きますが、決して造園屋さんのブログではありません。体育会系建築士のブログです。

うちの設計事務所でリノベをして頂いた「向日葵家」というお宅のお庭の植栽工事。工事前はうっそうと草木の生い茂る、手入れされていないお庭でした。



以前の庭木の剪定が煩雑だったため、樹形も崩れてきています。庭石が立ってたりして、和でもあり、洋でもある混在した空間でもありました。



今回の計画のテ―マは、未来のサッカー日本代表をこの地で生むべく、お子さんがサッカーをできるようにスッキリしたお庭にすること、そして、奥様念願の家庭菜園をつくること。完成後のお庭はコチラ。パクリ入っていますが、ご愛嬌。



ワールドカップを見た後は、すぐにお庭でイメージトレーニング。まだお子さんは幼稚園だけど、備えあれば憂いなし。立派なアスリートになってねー!菜園にはどんなお野菜が育つのか楽しみです。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 12:47Comments(0)

2010年06月15日

日本のロックな庭師

うちのお客さん宅の植栽工事。あいランドスケープの庭師、深見さんの仕事っぷり、シブいっす。惚れ惚れします。この仕事っぷりにBGM乗せるとしたら何がいいかなぁと思ったら...ブルース・スプリングスティーンっしょ!ハサミの音がリズムに乗っています。



この庭師に学んだこと。通常の庭師のイメージだと、脚立にハサミを持って、外側から刈りこむことが多いと思うんですが、深見さんは木に登って中から刈りこむ。中から刈っているから、外から見にくそうなものの、樹形が見事に決まる。

彼が心がけていることが、木に風を通すことと、枝っぷりが隠れてしまわず見えるようにすること。あと、垂れ下がっている枝を剪定すると、日に向かっている元気な枝葉が木を元気に見せるそうで。

剪定が終わると、なんか木が気持ちよさそうにしている感じがしました。日本の庭師って、すごい...



  


Posted by Masakatsu Nishitani at 16:06Comments(0)