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2010年07月30日

森の音楽堂リノベ



あるお宅のプチ・リノベーションでした。お部屋の一角のバルコニー。住み始めの頃はデッキでティーでもと夢見ては見たものの、意外と使わなかったりするんです。裏の森の緑が素敵なんですが、デッキで涼みたい頃には、ここにいると蚊に襲われる。使わないので、いっそのこと室内にしてしまい、ピアノを置いて演奏スペースにというのが今回のプチリノベ。



解体です。躯体だけの状態になると、このまま全部ガラス張りにしたらええやん、みたいな気持ちも起こりました。サッシを移設して、壁を組む。この解体が一番大変なんすよね。



そして、完成。テーマは森の音楽堂でした。この樺桜を使用したステージにピアノを置いて、お嬢ちゃんのコンサートがあったりして。ここのお客さんは音楽一家。家族でコラボなんかしたりして。発表会に呼んで欲しいっす。僕に歌わせて下さい。オペラ歌えます。

今回、初めて使用したのが内壁の水性塗料。スウェーデンはアルクロ社のミルテックス5という商品です。菊水化学工業さんが販売代理店をされています。有機溶剤・アンモニア等を使用しない、体に優しい内装ペイントでアトピーなどのアレルギー対策が必要な施設に対応しています。塗装時も全然、臭いしないんですよ。塗装職人さんと私で、あえて刷毛跡が残るように塗りました。これオススメ塗料です。




  


Posted by Masakatsu Nishitani at 23:41Comments(0)

2010年07月26日

水が抜ける舗装

暑いですねー。うだるような暑さ。暑いのが地面から上がってくる感じしますでしょ?その中でも主にコンクリートやアスファルトで覆われた都市部、舗装された地表の温度がどんどんあがり、上昇気流が起きる。ヒートアイランド現象のひとつですが、この上昇気流が雨を降らせる積乱雲を発達させ、近年多発するゲリラ豪雨の原因とされています。



都市部の下水管などによる排水能力は、時間あたり50mmの降水量に対応するのもですが、年々この降水量を上回る雨の頻度が増えてきています。ゲリラ豪雨で時間あたり100mmなんてことになっちゃうと、排水能力がおっつかないんです。昔は自然が多く、地表が舗装されている割合がもっと少なくて、地面が水を吸収し、地下水へと移動、そこからゆっくり海や川へ流れてたんです。水が上手く循環していた。でも、今は地表が水を吸わんもんやから、下水や川へと水が一気に流れていく。浸水や洪水も増えるわけです。



そこで、最近TVでも紹介され、注目されているのが「透水性舗装」というもの。写真は、「よくわかる透水性舗装」(水と舗装を考える会編山海堂出版)から引用させて頂きました。上の写真の通り、通常の舗装は水を通しませんが、これは地下へ水を通すっちゅうわけなんです。自然な地下への水の循環を促すんです。

今ある水害の対策として、積極的に導入されている都市もでてきているようです。また、この「透水性舗装」の特徴の一つとして挙げられるのが「打ち水」効果と同じもの。日が照って乾燥すると、舗装内を抜けてった水や保水されているものが、地表で蒸発し気化熱を奪う。これにより地表温度の上昇を抑えるんです。都市部に芝生とこの舗装面積をどんどん増やしていけば、その効果は絶大です。



もひとつ驚きなのが、前述の書籍から拝借したこの写真。雨の日の道路標識って見えにくくて怖い思いしたことないですか?それがこのとおり、全然違いますでしょ。いいことづくしの透水性舗装ですが、価格や目詰まり、強度の問題などが以前はあったんです。でも、TVで価格が1.2倍にまで下がってきているって聞きました。目詰まり対策や強度の改善も進んでるようです。どんどん導入していって欲しい材料ですよね。住宅用にもこういった性能を持つ舗装やタイルもあるんですよ。長々と語ってしまいました。  


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2010年07月23日

ペンタノヌリカベーゼ

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先日、新築一戸建て注文住宅の「PENTA HOUSE」という名のお家にて、施主さんに漆喰のヌリカベーゼしてもらいました。車のパテ塗りに慣れてはる主人、その器用さを生かしてヌリカベーゼ。上手かったっす。漆喰がコテですぅ~っと伸びる感覚、気持ちいい~っ♪とのご感想。そして、お子息も元気に参加、奥様にも10㎡ほど塗ってもらいました。



ご主人の希望で、この映像のバックミュージックはGUNS'N'ROSESの"welcom to the jungle"ということでしたが、申し訳ありません。漆喰塗りの映像にはマッチしておりませんでしたので、他の曲に替えさせて頂きました。一応、ガンズです。

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今回のヌリカベーゼのテーマは、"さざなみ"です。波打際に寄せる波のようにやわらかいテクスチャです。職人にはできない、素人だからこそできる、無造作と偶然が生みだす凹凸と漆喰のやわらかい純白の質感が調和して、見事な和室のアクセントウォールとなりました。めっちゃいい感じです。僕のコメントもシルシルミシルAD堀くんばりに上達してきました。今回、使用しました材料は、地元福岡田川の老舗漆喰メーカー田川産業さんの"城かべ"を使用しました。田川の白いダイヤ石灰岩を原料に、昔ながらのわらすさや北海道産のつのまた(海藻糊)を使用、自然素材にコダワッた材料です。その純白の質感を感じてほしいです。

  


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2010年07月22日

まっ白



燃え尽きたぜ...真っ白な灰によぉ~。頭が真っ白でブログネタが浮かびません。今週末は建築士試験、仕事にも追われ、真夏のラグビーは堪えます。真っ白です。試験が終わったらなんか浮かんでくるといいんですが...

  


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2010年07月13日

古民家再生。

最近、リフォームの問い合わせが増えてます。その中でも"古民家"までとはいきませんが、日本の伝統的な在来工法のお家のリフォーム。もともと、日本の古民家や海外の特色ある民家に魅せられて建築を志すようになったわけで、そういう民家改修のお話が来ると"神様がくれた"チャンスのように感じて嬉しくなってしますのです。

いいものは残していかないかん。古民家は日本のオリジナリティを示すものです。



近代的な技術や設備がなかった時代に、先達がその知恵や経験から得たものを生かし、その家をどのように快適な住まいにしたかったのか。それをないがしろにしないよう、いいものは残し、新しい技術を取り入れ、プラスαとして自分たちにしかできないことを加えていく。そうやってやっていきたいんです。めっちゃモチベーション上がるぅ~!古民家、その先達の知恵、匠の技術を徹底的に学び、吸収していきたいと思います。やるでぇ!  


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2010年07月12日

おめでとう!スペイン

サッカーのワールドカップ、スペイン優勝しましたね。"無敵艦隊"って呼ばれ方、めちゃめちゃカッコいいやないっすか。現地のみなさんはさぞ、歓喜の渦に盛り上がってることでしょう。世界一ですもん。ガウディ、闘牛、フラメンコにサッカー観戦というのもスペインの特徴として加わるでしょう。前から加わってましたかね。

情熱の国であり、観光大国でもあることから、この国が人を惹きつける理由というのが知りたかったのですが、以前、何度か仕事で行くようになり、その理由がよくわかりました。風土、景観、建築、サッカー、闘牛、パエリアなど、個性的で魅力的なものが詰まっていて、宝箱のような国ですが、その中でもフラメンコがすごい!



スペイン南部のアンダルシア地方で発展した、歌、踊り、ギター伴奏を主体とした芸能。これもスペインにしかないもの。コルドバという街を訪れ、フラメンコのステージを撮影しました。どんなに動き回っても、回り続けてもぶれない体の軸がすごい。どんだけ体幹鍛えられてんのか。ラグビーやったら人に強いはず。ちょっとやそっとタックル受けても倒れないでしょう。踊り子さんたちの切ない表情もまた独特。手拍子のリズムもすごくて、スパニッシュ・ギターもカッコいい。

スペインのマドリッド、バルセロナもいいけど、このアンダルシア地方、そしてフラメンコは僕の一番のおすすめです。

  


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2010年07月08日

石積み+α



ひいじいちゃんが名石工のにしなっつです。石を愛する家系です。先日、このブログで紹介しました、職人さんによる石積みの現場、工事完了です。この工事は、うちの設計事務所が業務提携させてもらってますあいランドスケープさんのお仕事です。私も"石積み"を研究していることもありまして、見学させてもらってたんです。



この石積みには+αがありまして、レストランのお庭に設けられた滝を受ける壁でもあったんです。石面の凹凸により、分かれる滝の美しさと流れる水の音が自然の情景をこの壁につくりだしました。水流はポンプを使用して循環させていますが、このポンプもピンからキリまであり、お家の庭にちょっと設置できるものもあります。水の流れを住宅のお庭に取り込むことも、涼感を得るための一つの方法ですね。水の音と風鈴があればどれだけ涼しい感覚が得られるか...



夜はこの石積み+滝をスポットライトで照らせば、こんなに優雅な雰囲気となります。食事も美味しく頂けそうです。伝統的な石積みと水の流れを取り入れる手法。引き続き探求していきたいと思います。

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 12:35Comments(2)

2010年07月07日

里櫻ト檸檬。 ~コモレビ・コーディネート~

コモレビ・コーディネーターのにしなっつです。日差しもきつくなり、木漏れ日が気持ちいい季節になってきました。今回はうちのお客さんのお庭のサクラ舞い散る植栽計画に参加してきました。こちらのお譲ちゃんの名まえにちなんでサクラを植えたいという奥様の念願でもありました。

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植樹をお願いしましたあいランドスケープさんのアドバイスもあり、当初は一般的な染井吉野を植える予定だったのですが、サトザクラを植えることになりました。染井吉野は日本にいればどこででも楽しめる、それが散った頃に咲く櫻をお家で楽しみましょうというのが理由でした。奥様に木の位置、見え方を検討してもらいました。お譲ちゃんが木の廻りを駆け回るスペースも確保。

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その傍らにレモンの木も植えました。レモンの木を植える準備をしていると、アゲハチョウが遊びに来たんです。しかし、レモンの黄緑の葉の色ってほんとに綺麗です。おいしいはちみつレモンをつくる楽しみも増えます。

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植樹完了。サトザクラの葉はだいぶ落としています。この暑い時期に植樹すると、木が吸収した水分を葉がどんどん蒸散してしまうので、木にはよくないそうです。「木が入ると雰囲気が違う...」奥様のご感想です。お庭がまた豊かな緑になりました。そして、サトザクラは来年になれば...

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こんな花が咲くんです。舞い散ります。本当に楽しみです。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 16:21Comments(2)

2010年07月06日

大砲デザイン



兵器としての大砲をカッコいいとは言えませんが、モニュメントとしての大砲には魅かれます。どしっと座った重厚感と鉄の錆び感、鋲の感じなんかもいいんです。同感してもらえるかどうかは...



「AKIRA」の大友克洋さん監督作品に「MEMORIES」という短編映画集がありまして、その中で、「大砲の街」っていうのがあるんです。大砲を撃つためだけにある街のお話で、大砲だらけの街をとりまくストーリー。すごく面白かった印象はないんですが、何故か記憶に残る短編映画でした。大砲や鉄の魅力満載です。



こういう大砲のイメージって何かデザインに生かせないかなぁと思ってたんですが、カーポートでできるんやないかなっと思ったんです。大砲のカーポート。今、鉄の職人さんとあれこれ検討して大砲みたいな質感、デザインのものできないかなと思ってます。いいのできたら報告します。

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 13:26Comments(0)

2010年07月05日

体育会系の映画の日

毎月1日は映画の日。ここ最近、建築士の試験前で映画が見れてなかったので、息抜きでがっつり見ることにしました。見た映画は3本。映画はもともと大好きで、未知のことに興味を持つきっかけになるし、英語の勉強にもなるし、建築のヒントが得られることもあります。僕にとってはとても有意義な時間です。



まず、1本目は「ママの遺したラブソング」。ストーリの流れに起伏もなく、淡々としているんですが、温かくなる映画です。ラストもちょっとした感動がありました。個々の人間の弱さを、お互いで支え合っている様が印象的でした。シーンの中で、いくつか気の知れた昔からの仲間が庭でお酒を飲んで歌を歌うところがよくあるんですが、あの空間に加わりたいなぁと思いました。こういう場ってすごく大事やし、幸せなところや思います。自分にはどれくらいこうやってできる友達がいるんやろか...



2本目は「2012」。ディザスタームービー(災害映画?)です。しばらく前に見た同じような映画と原因が一緒やったんで、こういうことも起こりうるのかなぁと思うとぞっとします。地球ぐちゃぐちゃです。こうなったらどうしようもありませんわ。息つく間もなく見応えありました。

3本目は「パッション」。イエス・キリストが十字架で磔になるまでの12時間を描いた作品です。相当ショッキングです。目を背けてしまうところが何度もありました。イエスが何故、処刑されなければならなかったのか、詳しくは知らなかったので、後でよく調べてみました。昔から、宗教の違いから多くの過ちがありましたが、異なった考え方を受け入れられない人間の愚かさって腹立たしいんですよね。

映画って本当に勉強になりますね。


  


Posted by Masakatsu Nishitani at 13:54Comments(0)

2010年07月01日

緑の屋根



これは何でしょう?小高い丘ではありません。



屋根の上でした。草屋根です。かわいいっしょ。久留米市にある鍛金職人井上氏のアトリエを訪問しました。ここは「鉄人の庭」と名付けられています。施工はうちの設計事務所が外構・植栽工事をお願いしているあいランドスケープ設計事務所さんです。いつか自分の家にも屋根上にこんな緑をつくって、昼寝したいっ!



癒しの効果だけでなく、屋根上の遮熱効果、植物の蒸散作用による涼房効果も得られます。そら、虫も来ますよ。でも僕は好きです。



  


Posted by Masakatsu Nishitani at 12:46Comments(6)