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2009年03月30日

体育会系セルフビルドな塗り壁

体育会系左官見習にしなっつです。近々、熊本の老練左官職人を訪ね、
彼のもとで修行を積む予定です。新たな仕上げを探し求めて…

今回は、先日、引き渡しが完了しました担当物件での塗り壁施工例を紹介します。施主様ご家族みんなで塗った壁です。。



この度、使用した材料はこちら、創業大正13年、漆喰の老舗メーカーである田川産業さんの
「大津」です。漆喰に顔料が加わり、色味がついます。



こちらリビングの施工例。色は「くちなし」。くちなしの花色で、すこしクリーム色がかっています。
テクスチャは凹凸がなく、滑らかな仕上げになりました。



こちら個人部屋のニッチに塗られた同じ材料。テクスチャは名づけて「うろこ塗り」。まさか、初めてでここまで塗れるとは…驚きです。

機能性、意匠に優れた100%自然素材の漆喰壁。私の会社では、左官壁のセルフ・ビルドをお客さんに提案しているんです。もっと自然素材の良さや、先人の知恵がつまった材料を知ってほしいんです。そして、手間ひまかけることの良さ、楽しさも。
  


Posted by Masakatsu Nishitani at 21:49Comments(0)

2009年03月29日

ニュージーランドの芝のように

現在、芝生の研究をおこなっています。以前、ニュージーランドにて芝生の上での暮らしを経験し、芝生の上でラグビーができる喜びを知っていることから、うちの設計事務所を訪ねられるお客さんにもその良さを知ってほしいと望んでいます。庭は癒しの場として、生活を豊かにします。また、建物に緑を加えることによって、建物が映えます。庭の緑化アイテムとしてまず思いつくのが「芝生」。家が芝生に囲まれると想像するだけで気持ちよくなります。緑には癒しの効果があるのでしょう。

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ニュージーランドでは、街中どこもかしこも芝生で緑。土が見えるところがほとんどありません。どこででも昼寝ができます。子供は休み時間にラグビーをしています。芝生がクッションとなって怪我することもありません。小さい子供もそこらじゅう駆け廻っています。土で汚れたり、怪我することを嫌う日本の子供達とは運動神経の発達は明らかに違うでしょう。

じっさい芝生を家の庭にとなると、マイナスイメージとして、コストやメンテナンスがついてまわります。コストについては、何かを節約したり、グレードダウンしてできる程度の費用で緑化可能です。メンテナンスについては、月一度の芝刈りで十分。芝が生えれば、他の雑草は生えにくくなります。水やりは自然の降水で十分。肥料も必要ありません。

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一般的なヒメコウライ芝は、冬には枯れますが、それも季節の色の移り変わりと同じと思って下さい。ふかふかの気持ちよさには変わりはありません。スポーツ場のように年中、緑がいいという方は冬芝と夏芝を植えるという方法もあります。

心地よく、庭でごろんごろんでき、子供が駆けまわり運動神経がどんどん発達し、こけても汚れない、怪我しない、外でBBQしたくなるようなそんな場をもっともっと増やすべきやと思うんです。

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 17:23Comments(0)

2009年03月24日

体育会系ふるさと探訪 ~サクラサク大牟田編~

連休、仕事が忙しくてブログさぼってしまいましたにしなっつです。連休分取り返しますっ!

本日、大牟田の竣工間近の物件近くに素晴らしい景色があったので紹介します。こちら大牟田市草木のとある風景です。大牟田市って情緒ある町ですよね。草木饅頭美味しいし。



桜の咲く路地です。桜と菜の花が同時に見れるっていいですよね。桜の花言葉は「優れた美人」、菜の花は「快活な愛」、花言葉の相性もバッチリです。



綺麗やー。



めっちゃ綺麗やー。この川、鯉も泳いでます。鯉と言えば佐賀の有田で食べた鯉刺し、酢味噌で食べたあの味は一生忘れません。有田も今頃綺麗でしょうね。大牟田も情緒のある路地がたくさんあるんです。こういう景色はなくしてはいけません。日本にはまだまだ綺麗なところいっぱいあるんですよー。

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 22:34Comments(2)

2009年03月17日

職人さんの見える家づくり ~生産者の見える野菜のように~

ゴーヤ大好きにしなっつです。

私、基本的には肉食ですが、脂肪を増やさないよう野菜を多く摂るようにしてます。そうしているうちにすっかり野菜好きになりました。その中でも、特に「生産者の見える野菜」が好きです。近所のスーパーで「糸島産中川さんのピーマン」なんて書いてあるのを見るとすぐ買ってしまします。生産者の写真などがありますと、人の良さそうなところの野菜を買ってしまいます。生産者が見えることによる安心感からなのでしょうか、こんな人がつくった野菜なら間違いないっていうのが決め手です。

そこで、生産者の見える野菜に代わり、「職人さんの見える家づくり」を会社のブログで紹介しています。私たちが工事をお願いしている職種は様々、職人さんも様々、是非とも紹介したい人柄、技術、コダワリがたくさんあるんです。



こちら私たちに木材を提供してくれている材木店。私たちのコダワリ、ニーズに見事に応えてくれる木材のプロフェッショナル。2階の打合せ室は木をふんだんに使ったオシャレなお部屋なんです。



工場内にはずらっとならぶ木材。どこに何が保管されているか、どの木が適材か、すべて把握しています。



こちらこの材木店の癒し系専務。うちの社員は、注文も無いのに声を聞くためだけに電話することがあります。造作で使用する材料について様々なアドバイスをくれます。私たちが信頼する心強いメンターです。この人から提供される木材なら間違いないっ、そういう自信を持っておススメできる材木屋さんです。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 21:59Comments(2)

2009年03月16日

ジャポニズム復興運動

ジャポニズムとは、ヨーロッパで流行した日本趣味・日本心酔のことです。日本の浮世絵や工芸品が、ゴッホをはじめとした多くの印象派の画家たちに影響を与えたことはよく知られています。

私は、日本の古い家が一番好きです。「灯台もと暗し」とはよく言ったもので、私たちは身近にある素晴らしいものを見逃しがちです。



こちら、糟屋郡新宮町にある横大路家住宅です。江戸時代初期の建物だといわれています(大規模な解体復元工事は行われています。)。土壁、茅葺屋根、瓦に土間、大きな柱や梁に目を奪われます。



三和土(たたき)の土間は、土に石灰や水を混ぜて練ったものを塗り、叩き固めて仕上げたものです。蓄冷・蓄熱性があり、夏は陰になって温度が低くなった土間が室内を涼しくする、冬は逆の効果があります。現代の住宅にも取り入れることができます。



カマドで炊く飯は絶対美味しい。お腹が空いてきました。この雰囲気、癒しの空間です。こういった古民家の色々ないい要素を現代の家づくりにも生かしたいと考えています。

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 21:06Comments(0)

2009年03月13日

アーティスティック・ライフスタイル・アドバイザー

アーティスティック・ライフスタイル・アドバイザーにしなっつです。会社で勝手にポジション新設しました。

ライフにアートを。No Art, No Lifeをモットーに、お客さんへインテリアとしてのアート導入のお手伝いをします。私、幼少より絵を学び、訪ねた美術館、展覧会は100を数えます。自分なりに築き上げた審美眼を生かし、お客さんと一緒になって、絵、額、配置、色合いを考こうというコンセプトです。



こういった検討ポイントのひとつとして、この絵にどの額縁を使用するのか...色、絵と額縁とのスペース、材質が重要となってきます。



こちら、早速ご相談を頂きました、お客さんのご子息の絵を紹介致します。花が咲き誇る方舟に動物達が乗っています。空にはバタフライ、太陽が燦々と輝いています。絵の題名はさしずめ「ノアの花舟~Noa's Flower~」とでもいいましょうか。

色調、鮮やかさ、テーマ... この才能、恐るべし。この素晴らしい絵を、アートインテリアとすべくお客さんと試行錯誤します。

お母さん、「絵描きになってもお金にならないわよっ!」って言わないで下さい。どんどん描かせて、誕生日なんかには色鉛筆をプレゼントして、お子さんの潜在能力を無限に広げてあげて下さい。
  


Posted by Masakatsu Nishitani at 21:11Comments(4)

2009年03月12日

シロアリなめたらあかんっ

ある中古住宅の床が下がっていたので、床下に潜って調査をおこなったところ、なんとっっっ!見事な蟻道を発見。一昔前の住宅の床下は、布基礎といって、このように床下空間と土壌が接触しています。最近の住宅はほとんどがべた基礎といって、コンクリートに覆われていますが。



赤の→で示しているのが、蟻道です。乾燥を嫌うシロアリは、このようなトンネルをつくって、土壌から餌となる木材(セルロース)に目指して這い上がっていきます。この写真のように壁をつたわらず、空中に伸びる蟻道もあるんですよ。



実際、この家の床を支える根太は、中がスカスカになっていました。恐るべし、シロアリ。現在の住宅はほとんどがべた基礎ですが、ほんのわずかな隙間やヒビからシロアリが侵入することもあるのです。安心してはいけません。

時々、床下に潜ってチェックするのが賢明ですが、体育会系にとって、どれほど床下に潜るのが苦痛か。狭すぎるっ。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 17:21Comments(4)

2009年03月11日

現場に流れるエディット・ピアフ♪

大工さんとの打合せをした後、現場に心地よい音楽が流れてきました。流れてきた曲は、フランスで最も偉大な歌手の一人、エディット・ピアフの曲でした。大工さんのよく聞く曲は、年配の方なら演歌系、若い方なら今時の曲が流れています。



大工さんのいる現場の雰囲気には似ても似つかない曲。現場の雰囲気がお洒落に一変しました。心が癒されました。この曲流してたら現場はめちゃめちゃお洒落ですよ。まぁ、大工さんが嫌がるかな。心が和み過ぎて。



エディット・ピアフはフランスの貧しい地区の生まれで、幼少の頃は売春宿を営んでいた祖母の元で育ち、ナイトクラブで流しの歌い手から才能を見出され、スターへとなっていきました。彼女の音楽は傷心的な声を伴った痛切なバラードで、その悲劇的な生涯を反映していたのが特徴でした。「バラ色の人生」や「愛の賛歌」などが代表曲です。愛の賛歌は越路吹雪さんも歌っていました。昔、ニッセイのCMで桑田佳祐さんが歌ってたのも印象的でした。



エディット・ピアフ、本物の歌い手さんです。流しの歌い手を目指す建築士にとってはナット・キング・コール師匠同様、心の師匠です。

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 21:32Comments(0)

2009年03月10日

体育会系白壁探訪 ~うきは・日田編~

私が建築を目指すきっかけとなったのが、日本の古い民家や町並みです。日本が世界に誇れる匠の技と知恵の結晶。継承しなければならないし、残していかなければならいものだと考えています。

そういった町並みを訪ねては、写真を撮ったり、スケッチを繰り返したりするようにしてます。今回、ご紹介するのは、うきは市吉井町。白壁の町並みがあるところです。私の好きな漆喰塗りの家が軒を連ねます。



この町の近くには日田があり、日田は江戸時代には幕府直轄の天領でしたので、そこを往来する人々の宿場町として吉井は栄えたようです。良質の水のおかげで、麦や米、お酒なども生産していたようです。現在は、地酒はなくなったようなんですが、地元のおじちゃんが、「米や麺類は美味しい。」って自慢してました。



この近辺は旧家が多く、各家が豪勢な雛壇を持っているようで、現在、その雛壇を一般公開しているようです。



こちら、左官職人の鏝絵です。こういうのはもうなかなか見れません。私も自分の設計事務所で、お客さんと一緒に壁を塗ることがありますが、このぐらいまでできるように技を磨きたいと思います。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 19:51Comments(4)

2009年03月07日

体育会系ベルギー紀行 ~フランダースの犬編~

ベルギーのアントワープを訪ねた日のことです。ここに来た目的はただひとつ。フランダースの犬のネロが憧れていたルーベンスの絵を見に行くことでした。アントワープを降りるとゴシック様式の歴史を感じさせる壮麗な建物が目を惹きます。



そして、辿り着いたのがノートルダム教会。細い柱、高い石造天井が特徴的です。



こちらネロが憧れていたルーベンスの代表作品「キリスト降架」。ルーベンスは17世紀のバロック様式を代表する画家です。動きの大きな大胆な構図でありながら、華麗な色彩とタッチ。ネロが憧れるわけです。



ネロが力尽きたあとに、こんなところから天使が舞い降りてましたよね。本当に舞い降りてきそうな、そんな雰囲気でした。こういう雰囲気、ステンドグラス使ってつくれないかなぁと思いました。

でも、現地ではこのお話はあまり有名でないそうで。椅子に座ってもの思いにふけってた人はみんな日本人でした。
  


Posted by Masakatsu Nishitani at 00:18Comments(4)

2009年03月05日

体育会系ステンドグラス

体育会系ステンドグラス職人にしなっつです。私は自身の設計事務所の物件で、作製したステンドグラスを導入することがあります。ステンドグラスの美しさ、カッコよさ、オシャレさを多くの人に知ってもらいたいと思っています。

今回はオシャレなステンドグラスを紹介します。ステンドグラスのイメージは、一般的に欧米の教会などに見られる、聖書のストーリーをモチーフにした絵のようなものがイメージされることが多いですが、スペインのサグラダファミリアのものは、建物同様、奇抜でオシャレなんです。



幾何学模様がベースとなっています。色もかなり多くのものを使っているにもかかわらず、バランスがとれていて綺麗です。



青のステンドグラスって綺麗なんですよねー。

こういう幾何学模様って、オシャレで家のちょっとしたところに簡単に取り入れたりできるんです。今回も私のお客さんのトイレの小窓を作ることになりました。ラグビーで鍛えた筋肉を活かして、ガラスカットをサクっといきたいと思います。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 16:15Comments(2)

2009年03月03日

体育会系アートギャラリー ~ポール・ゴーギャン編~

アートはインテリアの一環として、生活をオシャレに、そして豊かにします。人の家を見ていると、「この絵(写真)いいなぁ」とか、
「この壁面淋しいなぁ...」とか、「この絵と額縁の配置オシャレやなぁ」とか、色々思いをめぐらすことがあります。

家の室内環境をアートを取り入れることによって豊かにしていくような、そんなことをうちのお客さんと一緒に考えていくようなことはできないかと考えています。



これはうちの会社の施工物件ですが、このようなバリ風な、もしくはポリネシア風な雰囲気には、こんな絵が合うのかなと感じたのがこちら...



フランスの印象派画家、ポール・ゴーギャンの絵です。彼はタヒチに移住した際にこのような絵を多く描いています。合いません?

こんな絵がいい、この額はカッコイイ、この配置がいい。そんなことを試行錯誤したいんです。例えば子供の描いた落書きでも、額や配置をバシッと決めれば、すごくアートになるんすよね。自分で撮影したいい写真をPhotoshopなどのソフトで加工してみたりしてもカッコいいのができます。

これから、アートの紹介や、参考例などを研究していきたいと思います。この時ばかりは体育会系のアイデンティティーを脱ぎ捨て、アーティスティックにいきます。自身でこれから、アーティスティック・ライフスタイル・アドバイザーというポジションを立ち上げました。頑張ります。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 21:24Comments(2)

2009年03月02日

体育会系ドイツ紀行

ドイツは日本同様、工業大国ですが、環境先進国とも言われています。国は環境保護政策を推進し、国民一人一人の意識も高いのです。ドイツのベルリンにて、2年毎にバウテック(ベルリン国際建築専門見本市)と呼ばれる見本市が開催されます。ここでは、5万㎡の展示会場に最新の建築技術、製品や資材が展示されます。



そこで目を惹くのが、麻の断熱材。最新の建材の中にこんなのが紛れているんです。ドイツでは、このような自然系の断熱材を住宅に使用すると、その1/3を国が負担してくれるそうです。断熱性能は、日本でよく使用されるグラスウールやポリスチレンフォームと同等ですが、価格は相対的にまだ高いです。主原料が大麻という自然繊維ですので、環境を汚染する材料は一切使用していません。日本でも使用している住宅があるそうです。



なんか見ているだけで健康的で、あったかい気持ちになります。「アルプスの少女ハイジ」に出てくるハイジの干し草ベッドのようです。日本でも長期優良住宅の普及の促進に関する法律が今年6月から施行されたり、昨年から断熱性などを高めた省エネ住宅の建設費の補助が拡大されたりと、国もエコ・省エネに力を入れてきているようです。まだ自然素材の促進という動きはないようですが。設備だけに頼らず、自然素材や先人の知恵を活かせるような、そういった提案ができるようにならねばと思う今日この頃です。



  


Posted by Masakatsu Nishitani at 15:20Comments(4)