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2009年06月30日

体育会系の浪費は投資 ~坪庭に学ぶ~

お金が貯まりません。何にお金を使うんだろうと考ると、書籍なんです。ついつい衝動買い。学生時代は全く勉強してなかったので、今になって知識欲がでてきて。遅いんですけど。

日本の伝統的な作庭を勉強しているんです。

貧乏なりに、なんとかやりくりして本を買う。これは、自己投資なんです。一度読んだ本は、大切なところにマークし、繰り返し読むようにしています。これが、将来に必ず実となり、力となるんです。誰も信じてくれませんが。



その中でも自慢の書籍がこれ。その名もズバリ"坪庭"、3万8000円(税抜き)。めっちゃ高いでしょ。どれだけ我慢して、どれだけ待ち望んで購入したか。A2サイズくらいで、相当デカイんです。



坪庭とは採光や通風を目的に、昔の町家によく見られる中庭(小さいもの)です。枯山水、禅、侘び寂びのこころを学ぶことができます。



図面も書かれており、岩や植物の配置についても学びとることができます。

坪庭は日本人にしか作れない繊細な庭。日本の個性を表現する庭。世界に誇るべき庭。先人達から学ぶべきことは多々あります。継承していかなければならない文化なんっす。庭師に弟子入りして一から学ぶことはできないので、このような書籍から学びとるしかありません。3万8000円(税抜き)なんて惜しくありませんっ。こういう継承の仕方もあると思います。吸収して、転化させねば。

核心は、ちょっと本の自慢をしたかっただけです。

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Posted by Masakatsu Nishitani at 23:59Comments(2)

2009年06月29日

Ending Note 

数年前に母を亡くしました。生前に、母はもしものことがあったときの為にエンディング・ノートを残していました。

そこにある言葉、"シンプルライフがベスト"、これが母のモットー。母も海外生活が長かったので、英語かぶれしてます。"シンプルな生活が一番"と書けばいいのに。

その後には、意外とストレスを抱え込む息子を案じてか、次のようなことを箇条書きしています。

*************************************************

過剰なストレスを抱え込まないための4箇条

1. 人生7割でよし! 完璧を望めば無理をする。おおらかに。
2. 人に感謝する! 「ありがとう」を口癖に。
3. 自分の体を信じる! そのうち何とかなるだろう。
4. 笑顔を忘れずに! 「笑い」は喜びの感情とつながっている副交感神経反射。笑顔でリラックス。

P.S. 成人病にならないよう、ストレスを貯めず、魚、野菜中心の食事をして、心身共にいつも健康であるよう気をつけて下さい。

*************************************************

母の言葉は広くて深いなぁ~。また、よく息子のあかん所をよくわかっていらっしゃる。そう思いながら、壁に貼ってあるのを見直しては、戒めてもらってます。



母が亡くなる前に贈った水彩画です。一日も早く元気になって欲しかったので、元気な頃を思い出してもらおうと、母の学生時代の写真を模写しました。絵を描くのに、母に贈ったのは、幼稚園の頃に一枚とこれを合わせて二枚だけです。もっと描けばよかった。


  


Posted by Masakatsu Nishitani at 20:46Comments(12)

2009年06月27日

子供の足を速くするには...

子供の運動会でよく見る微笑ましい光景です。

しかし、この写真には問題点があるのです。それは、このヨーイ...ドンッ!の姿勢にあります。



この姿勢は、全身を緊張させてしまうことになるんです。この緊張した状態から、1歩目となる後ろ足をスムーズに前に出すことはできません。一番左の男の子。力み過ぎなんです。彼はその後、鈍足の道を歩んでいったのは言うまでもありません。どうすればいいのか。



この図は、体育会系では有名な小山裕史氏著「「奇跡」のトレーニング~初動負荷理論が世界を変える~」から引用させて頂きました。このように、今までヨーイドンの姿勢の時には後ろ側にあった胸を前に出します。そして、進行方向に真っ直ぐ向く。腕は脱力してぶら下げ、頭を落とす。つまり、リラックスした姿勢をつくるのです。

そして、走り出してからの手の握り。握っちゃいけません。これも肩を緊張させることになるんです。肩が力むと腕の振りも鈍る。腕の振りは足の回転と同調していますから、速く振るためにはリラックスする必要があるのです。寝てるときの手の感覚。これぐらいでいいのです。

冒頭の写真の左端の男の子。案の定、小中学校では、リレーで5人くらいに抜かれるようになりました。しかし、筋力とスピードトレーニングに励み、リラックスして走ることを覚え、鈍足を克服したとさ。お子さんにも教えてあげて下さい。変わりますよ。

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2009年06月27日

体育会系オーストラリア紀行 ~ゴールドコースト編~

今日も練習で走らされました。心臓痛い。

こちら、オーストラリアのゴールド・コーストを訪れた日のことです。青い海と砂浜、そして高層ビル。合ってないようで、このアンバランスがなんともいい光景です。オーストラリアの海って、何でこんなに青いんでしょうか。プランクトンとかいないんでしょうかね。



青いでしょ。バナナ・スムージーを買いました。これ、めっさ美味いんです。バナナとヨーグルトとミルクのハーモニー。何が入っているのかよくわかりませんが、とにかく美味い。これ世界に誇れます。



僕達が滞在した、コーランコーブ・リゾート。リゾート地だけどここでも走らされました。海で泳ごうとしたら、監視員に止められたんです。ホオジロザメがいるからって。サメ怖いっす。



オーストラリアも海辺のリゾート地で売ってるだけあって、海近辺の家はオシャレです。海の見える家が造りたい僕にとっては、デザインは勉強になります。でも、壁はスカスカやったような。でも、オーストラリアは設計者のニーズがないらしく、それより、大工さんがひっぱりだこという話を聞きました。

海外のリゾート建築を学びたいと思っています。

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Posted by Masakatsu Nishitani at 00:06Comments(2)

2009年06月25日

執念、~土佐敏夫氏「経営の行動指針」に学ぶ~

「物事を成就させ、成功させる力は何か、その力の中にはむろん能力があるだろう。だが能力は、必要な条件ではあってもじゅうぶんな条件ではない。十分な条件とは、その能力に、起動力・粘着力・浸透力・持続力などを与える力である。そのような諸力を、私は執念とよびたい。」

「仕事に困難や失敗はつきものだ。そのようなときに、困難に敢然と挑戦し失敗に屈せず、再起させるものが、執念である。」

これは、「経営の行動指針」という土光敏夫という方の語録集にあった言葉です。



執念の人...とふと考えてみると、思い浮かんだのが冒険家の植村直己さんでした。世界初の五大陸最高峰登頂成功など、数々の難関を克服した人はまさに執念の人そのものです。同じ人間で、こんな人もいるんです。

僕はそんな大それたことしてませんが、ラグビーでの20年間を通じて胸を張って言えること、僕たちもこの執念を学んできたんだと思います。

傍から見れば、好きなことだけやって、プレーを辞めた時に社会人として通用するのか...そんなことを言われたことも多々あります。

でも、毎日が競争で、恐怖心との闘いがあり、肉体は追い込まなければならない、気持も強く保たねばならない...机の上では学べない、土に足をつけて学んだこと、これらは能力として証明することができませんが、必ず、どんな世界に行っても通用することだと信じています。ここだけは誰にも負けられないんです。

自分が学んだことを再認識し、胸を張る。あとは能力を高めるための勉強をひたすらやって、経験を積むこと。もっともっと自身を改善していかなければならないと感じさせてくれた言葉でした。

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Posted by Masakatsu Nishitani at 18:35Comments(2)

2009年06月24日

体育会系アートギャラリー ~額装検討編~

アーティスティック・ライフスタイル・アドバイザー、略してALAにしなっつです。

ライフにアートを。No Art, No Lifeをモットーに、うちのお客さんへインテリアとしてのアート導入のお手伝いをしています。お客さんと一緒になって、絵、額、配置、色合いを考えていきます。

先日、ある行きつけの画材屋さんを訪ね、額のサンプルを見にいきました。あるお客さんのご子息である天才少年画伯の絵を入れる額を検討しています。



アルミや木の素材のものが多いのですが、おススメしたいのは、木の枠。やはり温かみがあります。金額はサイズにより様々ですが、A3サイズを基準にすると¥5,000~¥15,000くらい。やはり、こういった画材屋さんにあるものはホームセンターにあるものとは質感が全く違います。



壁の余白とのバランス、額と絵の間にいれる余白のバランス、周辺の床や建具の色との関係、額と絵の色の関係、インテリアとしての配置、などを考えます。余白っていうのがすごい重要になってくるんです。

すべて、少年画伯の絵を引き立てる為の試行錯誤です。生活空間の一隅に、プチギャラリー、もしくはプチアトリエ、おススメですよ。そして、少年少女の持つきらめきを昇華させましょう。お母さん、「絵なんて描いてもお金にならないわよっ」なんて、決して言わないであげて下さい。


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Posted by Masakatsu Nishitani at 20:23Comments(2)

2009年06月23日

体育会系の車窓から ~ニュージーランド紀行~

ニュージランドでは、タッチラグビーという競技が盛んにおこなわれています。ラグビーが国技ですので、冬になると日本の野球のように国中あげて熱中していますが、そのラグビーのオフシーズンにこの競技がおこなわれるんです。老若男女、多くの人がそれぞれ町のチームに所属、そして地域のリーグ戦に参加しています。



ラグビーは、危険なスポーツのイメージがありますが、老若男女がプレーできる理由は、体がぶつかるコンタクトプレーがないところ。ディフェンスは、相手の攻撃を食い止める為に、手でタッチをするのです。タッチされると、攻撃側はそこでプレーを停止、これが1回の攻撃とみなされます。これを5回続け、それが終われば攻守交代です。得点はラグビーと同じく、トライをすること。



年齢性別関係なく、町中の人みんなで熱中するスポーツ。本当に素晴らしいスポーツ文化だと思います。運動量もかなりハードですが、おかげで老齢プレーヤーはいまだ健康的。生涯スポーツを実践しています。女性にも理想的なダイエットになってると思います。芝生も気持ちいいんですよねー。

試合が終わったあとはグラウンドに隣接するクラブハウスのバーで敵味方なくビールを飲む。最高ですよ。友達も増え、こういうスポーツ文化、日本にもあったらいいのになぁと思います。日本人、運動しなさ過ぎっ!日本人にとっても本当に楽しめるもんやと思います。

来月は百道浜でタッチ・ラグビーの大会があります。是非、参加したいので、チームをご存じの方、紹介して下さい。

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Posted by Masakatsu Nishitani at 21:01Comments(9)

2009年06月22日

マツの防衛反応?

植物には、その成分で他の植物の発芽や成長を抑制するものがあります。それを、アレロパシーといい、根や茎、葉から放出されるそうです。このアレロパシーの働きを見れるところが松林。

僕の会社近くに百道浜の松林があります。百道浜の松林は、江戸時代に福岡藩主黒田長政が植林を命じたものらしいですね。その当時からの木って残っているんでしょうか。

ところで、松はアレロパシーを放出するので、周辺に雑草が生えにくいそうです。



ほんまや。もし、この周辺の草むしりを入念にしている人がいたらごめんなさい。そう言えば松林って松しか生えてないような気がしません?松があっても雑草があるところは、その雑草のアレロパシーによって相殺されているようです。

更に、その傍らにはかなりの数の毛虫の死骸があるんです。何百もあると思います。以前、人間にとって癒し効果のある"フィトンチッド"についてブログで述べましたが、植物には害虫から身を守るためのフィトンチッドを放出するものもあるのだとか。もしや、百道浜の松も...だったら驚くべきことなんですが。この周辺の毛虫駆除をされた人がいたらごめんなさい。

ちょっとわかりません。これ毛虫駆除してはるんでしょうか?謎です...

謎が解けました。百道浜を掃除するおじさんに聞いたところ、薬剤撒いて毛虫駆除してるらしいです。松のアレロパシーによるものではありません。ちょっと残念。その毛虫は松の新芽を食べるらしく、毎年駆除をしてるようです。ちなみに、数百にも及ぶ毛虫の死骸は、集めて焼却したそうです。からすが食べてったのかと思った。

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Posted by Masakatsu Nishitani at 20:35Comments(9)

2009年06月21日

いい感じの木

糸島でいい木を見つけたんです。



何がいいかと言いますと、葉っぱの形状。綺麗な楕円形で、ラグビーボールのような、俵のような、かわいらしい形状。



色も黄緑は黄緑でも、すごく気持ちのいい黄緑。なんと表現したらいいかわからんのですけど、心地よい黄緑。



樹種がわかりません。調べようと思うんですが、パッと見てわかる方がおりましたら教えて下さい。高さ2~3mでした。

これ、癒しの木ですよ。住宅の植栽にいいと思います。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 09:11Comments(6)

2009年06月20日

陽のあたる坂道 

陽のあたる坂道...僕にとっては、広島県尾道市、小さいですが由緒ある西郷寺というお寺の参道です。



お寺の階段下に母の実家があります。学校の休みには必ずここを訪れ、ちょうど写真を撮ったこの地点から、祖母の待つ家まで駆け上がったものでした。帰るときには、この坂の下の角を曲がるまで、ばぁちゃんがずっと見送ってくれていました。この家の向かいには、母が通っていた小学校があり、ここでよく遊びました。老齢の祖母が鉄棒で懸垂をしていたのをよく覚えています。体育会系はこの血をひいているのです。



母が小学校の頃。



僕が小学校の頃。

もう、上り続けて30年以上。今は亡くなった母と祖父母の墓参りに訪れます。母の実家はなくなり、新しい家が建っていますが、それ以外はほとんど変わっていません。母の実家の門構えや玄関の引き戸が大好きだったのですが、将来、自分の建てる家には同じものをつくろうと思い、写真も大事にとってあります。誰にも、こういう場所ってあるんじゃないですかね。人が懐かしむ場所を再現する。そういう建築をやりたいです。

いつも懐かしい気持ちでいっぱいになる坂道。体育会系にとっての"陽のあたる坂道"でした。

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 14:15Comments(2)

2009年06月19日

体育会系日本の歴史 ~源氏・平氏編~

無垢の木床...憧れます。自然素材で、肌ざわりもいい、香りもよくて...様々な材種の無垢材を、お客さんのお好みに合わせて提案しています。

クリ、カバザクラ、ナラ、クルミ、メルバウなど様々です。

木材を仕入れている材木店さんのホームページで、床材の説明をしている記事がありました。「節が多かったり、源平が混じると~」というコメントがありました。ピンときたので、源氏平氏に関連するんですかと質問しましたところ...

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源氏の白と平家の赤、両一族の旗の色に由来しているとのことです。木材の中心に近い心材と呼ばれる部分は赤みが強く、辺材と呼ばれる外側の部分は白っぽいので、ここから木材の色むらを「源平」と呼ぶそうです。

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この樺桜の床の源平、いい感じです。赤白とか色むらとか言わないで、源平と呼ぶところが洒落てますよね。材木屋さんか大工さんの業界用語、昔からの呼び方だと思います。

無垢の床も、節や源平があると値段が下がるんです。ないものを手に入れようとすると選別しなくてはいけないし、希少価値も出てくるので。でも、個人的には、源平があった方がいい。自然のものなんですから。節も源平もないのは逆に不自然。あった方が模様みたいで、味があるんですよ。僕は建築の中の、この「味」を追求していきたいです。
  


Posted by Masakatsu Nishitani at 19:22Comments(2)

2009年06月18日

一日遅れの筋肉痛

建築士、筋トレ始めました。以前は、運動不足解消を目的としたトレーニングでしたが、今回は筋肥大を目的としたトレーニングを再開します。

しかし...先日張り切ってトレーニングに励んだものの、一日空いての筋肉痛に襲われました。何故、一日遅れなのか。年?

筋トレは、負荷を筋肉にかけることによって、筋繊維を破損させるのです。ある説では、この破損による炎症反応を経ての回復プロセスが年をとると遅いのだとか。つまり、反応が鈍っているということ。

一方では、若い頃は筋肉痛を生じるような激しい運動をしがちなので、筋肉痛の頻度も多くなり、それが早く筋肉痛が出る感じとなる。年をとると、運動の頻度も減り、それに伴い筋肉痛の頻度も減るので、それが遅く筋肉痛が出る感じとなる、と結論づける学者さんもいます。



実際、年をとると、筋肉痛の発症が遅れるというのを、科学的に証明したデータはないようです。

ただ、弱く長い負荷からくる筋肉痛は早く、強く短い負荷からのものは遅れる傾向があるそうで、年齢からくる筋力の低下によって、若い頃は弱いと感じていた負荷が、強くなってしまうこと、これが「加齢による筋肉痛の遅れ」と感じさせてしまう原因となると指摘する方もいるようです。個人的には、これが一番適切な見解かなと思います。

僕は、筋肉痛は超回復のしるしやと思ってますから、筋肉痛がちょっと嬉しいんです。超回復とは、筋繊維がトレーニングで破損して、一旦は筋力が低下してから、元の水準を超えて筋繊維が成長すること。筋肉痛は、この超回復の過程だからなんです。「元より強くなっていってるんだぞ。」という実感が得られます。この間にプロテインがんがんほりこみます。




  


Posted by Masakatsu Nishitani at 19:00Comments(6)

2009年06月17日

体育会系、蚊との飽くなき闘いに備える...

蚊のやろぉ~、無断で血を吸うだけならまだしも、かゆくしていきやがって~。こんなに怒りを覚える生物は他にいません。蚊さえいなければ、夏に気持ちよく外で昼寝ができるのに...縁側で昼寝をしたい。それを必ず邪魔するのが蚊。昼寝のみならず、BBQなどアウトドアの楽しみを15%減少させます。

これからの蚊との闘いに備えて、工学博士である元上司が書いた「おもしろサイエンス蚊の科学」より、その特性と対策を紹介します。

蚊に刺されてかゆいのは、蚊が人の肌に注入する唾液。蚊にとっては、人の肌にかける麻酔。人に気づかれないようにするためのものです。これに対するアレルギー反応がかゆみの原因だそうです。

蚊は人間をどのように感知し、誘引されるのか。動物が吐き出す呼気の中の炭酸ガスを察知し、寄ってきます。そして、蚊が刺す場所を探す時には温度を感知するそうです。また、汗に含まれる乳酸も誘引要素のひとつです。体温の高い人、日焼けしている人、大きい人、酔っぱらい、O型の人は刺されやすいとのこと。私は、全部該当しているので刺されやすいんですね。

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対策としては、まず、発生源をおさえること。写真にもあるヒトスジシマカは1ccの水があれば羽化できるそうです。空き缶やバケツ、鉢受け、タイヤ、お墓の水受けに溜まった水。雨水桝、池、水溜りなどがそうです。蚊は、日陰を好むので、植栽近くの陰になったところにあるものは要注意。こういったところの水は除去しましょう。桝には定期的に殺虫剤を散布しましょう。

虫よけには、天然のハーブ、シトラス、バジル、ハッカ、ペパーミント、みかんの皮汁、ユーカリ、ラベンダー、レモングラス、ローズマリー等の抽出液がいいみたいです。市販の虫よけってあまりする気になりませんが、こういうのなら香りもよくていいですよね。BODY SHOPに売ってそうですね。みかんの皮汁は本当に効きますよ。

なんやかんや言っても蚊取り線香が一番効くんですよねー。これから闘っていきましょう。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 20:38Comments(4)

2009年06月16日

建築士による筋肉改造計画 ~タイソンのように~

建築士として、朝早くから、夜遅くまで業務に追われ、隙間時間には建築の勉強。筋肉を使うことがなくなり、どんどん溶けていってるような気がします。ラグビー仲間には「ちっちゃくなった」とか「面影もない」と言われる有り様。悔しいっす。昔は、カッチカチやったのに。このまま流されてしまうと...そういう危機感を持つようになりました。このままでは体育会系と名乗ることもできなくなってしまう。

そこで、再起を図ることにしました。筋トレ再開です。筋肉記憶という言葉があります。筋細胞自体が過去の筋量を記憶しているということではないんでしょうが、トレーニングを積んだ人は、休息によって筋力が低下しても、再トレーニングすれば早く回復するのだそうです。それを信じてトレーニングに励んでいこう思います。



これぐらいになろうと思います。首がどこにあるかわからないくらい...当面は筋量増加とプライオメトリクスという瞬発力のトレーニングをおこないます。

何の為に...

建築士がゴリマッチョになって何が悪いんですか。僕は生涯、文武両道を貫きたい。僕の師匠の陶芸家おじいちゃんは、巻き割りで体を鍛え、腹筋は割れてるわ、懸垂はするわ、そういう人もいるんです。おかげで、今も元気でバイタリティ溢れる創作活動をされています。自分に子供ができたら、子供の運動会に出なければなりません。父母参加のリレーでは必ず1等にならなければなりません。何故なら、36歳になった子供は、いまだ自分の母親のリレーの雄姿を覚えているからです。ラグビーもまだやりたいっ。

体を鍛える。筋量を増加させるのにどれだけの苦痛と努力を要するか。これは、精神を鍛えることにもつながります。健康があってこその創作意欲。

今からジムに行ってきます。

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 20:38Comments(6)

2009年06月15日

再び、フィトンチッドを浴びる。

木造住宅の現場では、メープルシロップのような木の香りが漂っています。杉材の香りでしょう。いわゆる木に含まれるフィトンチッドではないでしょうか。僕も、大工さんと共に毎日森林浴です。フィトンチッドを浴びています。性格も穏やかです。ラグビーを始めるときは現場には近寄りません。生肉を食らいます。



木造住宅の躯体は綺麗な木目、質感、色と幾何学的な柱や梁などの配列がなんとも言えない美しさを醸し出します。



渓谷に行ってきました。フィトンチッドだらけです。涼しいし、葉が揺れる音や水の音、緑色に癒されました。



この近くに廃屋があったんですけど、こんなとこに山小屋造って住んでた人がうらやましい。すっかり、癒され下山しました。

九州って少し車を走らせるだけで、こんなとこありますもんね。すごい。関西人にとってはすごいっ。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 21:45Comments(2)

2009年06月12日

体育会系タイ紀行 ~チェンマイ編~

タイ北部のチェンマイを訪れた日のことです。チェンマイは、仏教色の濃い街で、タイの京都的な感じです。チェンマイ市内のマラリアセンターを訪れ、蚊の誘引物質に関する研究に同行していました。ものすごい数の蚊がいました。蚊が誘引される要素である二酸化炭素、熱、臭気、ブラックライトなどの組み合わせがいかに蚊を惹きつけるのかというものです。実験は機械に任せて観光です。



ワット・プラ・タートという寺院を訪れました。金色の塔がまばゆく輝き、勾配があり重なった屋根が特徴的です。装飾も繊細で細かく、器用なのは日本人だけじゃないんだなと思いました。色も金色をはじめ、様々ですが、妙にバランスがとれて調和してる感じです。いかにもタイといった感じでオリジナリティが出ています。



このゾウさん達、絵描きなんですよ。人間が渡した筆で、色を選択し、木や花を色彩豊かに描いていました。本当にびっくりするほどの絵を描くんですよ。すごい色彩感覚です。



しかし、タイ料理はめっちゃ美味い!地元の学生に料理の内容について、メモ帳を見ながら教授してもいました。なんか、初めて話した片言のタイ語を熱心に聞いてくれて、ちょっと泣きそうになりました。タイの若者って、勉強熱心で、勤勉、あの熱意、すごく見習わなければいけないと感じました。こんな人達が国を背負っていくなら、タイもどんどん発展していくんだろうなと。甘えてたらあきません。

この街は仏教色が強く、寺院が多い。蘭が見事に咲き誇り、彫刻工芸がすさまじく細かい、裁縫技術が優れている、夜店通りのナイトバザールは面白い、露店のラーメンはめちゃ美味い、そんな印象を受けました。素晴らしい街です。

蚊の実験結果ですが、誘引要素が組み合わされば、組み合わさるほどたくさん誘引されていました。二酸化炭素の発生が多く、体温が高い、臭いが臭い人がよく刺されるでしょうね。運動している人はよく刺されるのでしょう。僕も誰よりも刺されますもんね。臭いんかな...

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 15:06Comments(3)

2009年06月10日

体育会系、フィトンチッドを浴びる。

フィトンチッドとは、ロシア語の造語であり、「植物から放出され他の生物を殺す物質」というのが本来の意味です。

木でいうと、セルロースなどの骨格をつくる部分とは異なる、それ以外の木に含まれる液体やにおいなどの抽出成分にあたります。植物の生育を阻害する生物、細菌などを抑制する、いわゆる人間でいうところの免疫です。

抽出成分の総称をフィトンチッドというのですが、その中に、α-ピネン1,8-シオネールという成分があります。このような成分は、人間に対して緊張をほぐしたい、安らぎを与えたり、心地よい眠りを促進したりする効果があるのです。森林浴で癒されるのは、このフィトンチッドが理由の一つとして挙げられます。



もちろんこういったフィトンチッド(抽出成分)は、木が切られてからも含まれているのですから、木造住宅は癒しの環境にあるんです。大工さんが言っていました。「大工は木の中で仕事しとるから、毎日森林浴してるのと同じったい。大工は穏やかやろ?高層ビルのコンクリート相手の職人はイライラしとるって。」...その通りかも知れません。



大工さん、森林浴中。木をふんだんに使った木造住宅は癒しのお家なのです。

フィトンチッドのような働きの他にも、木はアトピーの原因でもあるダニに対して繁殖を抑制する威力を発揮します。ですから、無垢の床材はいいわけですね。無垢の床は価格が高いイメージがありますが、節が入っていたり、色がまばらであれば、既成品に近い価格のものもあるのです。自然なものであれば、当然、節や色違いもあります。でも、逆にそれが味になったりもするんですよ。床に模様ができれば、天井や壁をシンプルにすれば、雰囲気もうるさくなくなります。

ちなみにこのフィトンチッドを使って、植物は危険を同じ植物に知らせたりすることもあるようです。においを伝達物質としているようです。植物って深いですね。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 21:15Comments(4)

2009年06月09日

体育会系の車窓から~フランス紀行~

フランスの南西部の小さな村、サンテミリオンという地を訪ねた日のことです。ぶどう畑の中にポツンとある村なのですが、ワインの産地として有名で、世界遺産でもある美しい街です。



天気がよかったらもっと綺麗なんです。広大なぶどう畑を抜けて、教会に向かって歩いていきました。自然に溶け込んだ建築というのは、こういうものなのだと、この風景を見て強く感じました。ここの土壌は、漆喰の原料である石灰と粘土からできており、良質なワインを生み出す環境にあるそうです。



この地の建築は、組石造と言い、石を積んで造る家です。この石の質感、素晴らしい...数百年経っても本物の石の建築は、表面が風化したり、汚れたりしてもそれが味となり、歴史を感じさせる重厚感となります。ここの石の壁には、100年戦争の傷跡もいまだ残っています。

この地に住みたがる人は多く、それイコール古い家が売れる、イコール古くなっても資産価値がある。こういうのを本物の"200年住宅"っていうんですよ。



組石造の家は、地震などの水平な力に弱いですから、日本で同じものを造るのは難しいでしょう。ですが、現在は、耐震性を持たせる為に、石をくり抜いて、鉄筋やコンクリートを流し込み強度を持たせるということもしています。

石造りの家、石畳、煉瓦、ブドウ畑、空...まさに街全体が自然と調和しています。ワインの味がわからなかったのが、残念。また訪ねたい街です。

ちなみに、こういう石の街にもシロアリがいるんです。何ででしょう?原因は地下にあるワインセラー。ワインの保存には適度な湿度が必要で、調湿機能をもつ木材がワインセラーには使用されているんです。水と木が地下にあるから狙われるんですねー。

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 22:02Comments(2)

2009年06月09日

流しの歌い手への道

僕、ひそかに流しの歌い手目指してます。寂れたバーを渡り歩いては、せつない歌を歌って、酔っ払いを泣かせる流しの歌い手です。人知れずボイストレーニングも続けています。そんな僕が日の目を見る時が来たのかも知れません。「全日本カラオケグランプリ2009」に挑戦します。これで、予選突破すれば、寂れたバーからスカウトが来るかも知れません。

現在、応募曲の選曲中。どんな曲が自分らしさを出せるのか。音程的にも気持ちよく歌える歌。そういったものを考えてます。今のところ、Whitney Houstonの"Greatest Love of All"、シン・スンフンの"I believe"、もしくは福山雅治の"東京にもあったんだ"あたりでいきたいなと考えています。



ナット・キング・コール師匠を胸に、歌っていきたいと思います。





  


Posted by Masakatsu Nishitani at 01:32Comments(5)

2009年06月06日

植物は気づいているん?~植物の意思~

緑は人々を癒し、守り、生活を豊かにします。無機質な住宅が有機質に変わるのです。僕も人には緑を重視しましょうと訴えています。

先日、興味深い本を読みました。「植物は気づいている~バクスター氏の不思議な実験~」です。これは、元CIA尋問官の著者が、嘘発見器を植物に接続し、植物が人や動物の感情に反応するという現象を見つけ出したというものです。



この嘘発見器(ポリグラフ)は、体の電気抵抗の変化を記録するもので、人が動揺したり、何かに興味を示したりすると、計測器の針が大きく動いて上下動の激しい曲線となって記録されます。これと同じことが、植物での実験でも起きたというのです。

例えば、著者が被検体の植物を焼こうと考えた時、ポリグラフが反応したのです。被検体が焼かれてから反応したのではなく、著者が焼こうとした意識に反応したのです。つまり、人の心を読んだということです。また、こういうことも書いてありました。「植物は自分を世話してくれる人間に対して親近感を抱く。」のだそうです。その人間の感情に植物が反応している、同調しているということも実験で明らかになったと。



これは私たちが言うところの知覚、感覚というものではなく、著者はそれを「原始的知覚」と名づけています。電磁気の波長や波長における強さを感じとれることではないかとのこと。難しい...この前のタイムマシンほどではなかったですが。

植物も生物。置物ではありません。人間には備わってない力があっても、そう不思議ではない。この本を読んで、植物を見る目が変わりました。当たり前のことですが、あらためて生きているんだなと。軽んじて扱うことはできないのです。今の世の中、植物と人間の関係ではギブアンドテイクが成り立っていないですよね。もっと周辺に緑の環境を増やして、緑にとってもいい環境をつくっていかなければとつくづく考えるのでありました。共存です。

会社の机の上の植物の葉がしおれています。置物としてしか考えていなかったせいか、水遣りを怠ったせいか、ほうじ茶をあげたせいか、悩んでる僕に同調しているのか...彼の元気を取り戻せるよう努めます。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 17:17Comments(2)