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2012年03月23日

旧漢字デザイン


これ、パッと見て何と書いてあるかわかった人はすごい。福岡市南区若久にあります健康焼肉 亀(ススム)というめっちゃ美味しい焼肉屋さんの照明看板としてステンドグラスを製作しました。


琥珀色を中心とした色のガラスを使用。瑠璃色も少し入れてました。何と読むか見えてきましたか?


これは、このお店の名前である亀という字の旧漢字なんです。


お腹空いてきた。ちょっと食べに行ってきます。

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 16:11Comments(0)

2012年03月22日

夜行列車


宗像市の和の住宅リノベーション"飫肥杉と漆喰の家"のステンドグラス照明の取り付けをおこないました。和風にもステンドグラスは合わせることができます。


今回のステンドグラスは、通常のはんだ枠ではなくて、木箱に正方形の穴をいくつか開けて、それを枠にしました。夜行列車の連なる窓明かりをイメージしてつくりました。銀河鉄道の方がいいかな。


この家も木をふんだんに使用してるので、それに合う琥珀色と茶系ガラスをはめ込みました。1枚だけ遊びで瑠璃色ガラスも入れてます。正方形の穴は三面すべてに入れてますので、家の白壁にも映ります。夜行列車の車両に見えますか?  


Posted by Masakatsu Nishitani at 00:55Comments(0)

2012年02月25日

照明デザイン


現在、住宅と店舗の照明計画中です。その住宅、店舗にしっくりくるもの、関連するものをあれこれデザイン検討してはラフスケッチにしてみます。絵で形にしてみて更にあーでもない、こーでもないと修正したり、描き加えたりします。デザインというよりは落書きです。どちらもステンドグラスを使用しようと思ってます。


これは店舗用の案。お店の名前が亀(ススム)ですので、亀が海を泳いでいる様子をイメージ。青い部分がガラスになり、黒い部分は陶器でつくります。


同じく店舗用の案で、こちらは亀の象形文字と旧漢字をもとに幾何学模様をつくったものです。お店が古民家風ですので、琥珀色を中心に考えています。絵は汚いですが、これがガラスになるとすごく綺麗になります。


住宅用のは、通常はんだを使用してガラスのフレームをつくるところを、木を使ってガラスの枠組みをしました。これも和風住宅に合うようにデザインしました。後はガラスを組み込んで完成です。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 14:13Comments(0)

2011年11月22日

ガラスえらび


ステンドグラスは基本的に、着色されたガラスのことを指すんですが、ステンドグラスメーカーも色々な表情をした透明ガラスもつくってはります。この透明ガラスの表情が面白くて、お客さんには建物室内の小窓などに取り入れるようにおススメしたりします。


こういった石目ガラスのようなものも一般的なガラス屋さんではあまり扱わなくなってるようです。昔はよくありましたけどね。


僕、結構このうねうねが好きです。


このガラスはうちのお客さんが好んで選ばれるかたが多かったです。すっきりシャープです。


これが面白くて、ガラスを溶かして板にするときに、表面に接着剤を乗せるそうなんです。すると、ガラスが固まったときに収縮するとこと、しないとこができて、葉っぱのような模様ができるんです。

透明でフラットなガラスを入れることが多いですが、時にはこんな様々な表情を持ったガラスを取り入れているものいいかと思います。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 18:36Comments(0)

2011年02月26日

体育会系なステンドグラスのデザイン

ステンドグラスあります。ステンドグラスをつくる時は、まず自分の頭にあるイメージを絵にします。



この作品のイメージは、LAGNAというインポートセレクトショップの名前から。"LAGNA"はアメリカ西海岸のビーチの名前で、アメリカに行ったことのない自分は、ありったけのイメージを膨らませて、西海岸の海の中から空を見上げて、そこにあぶくが立つ様子をデザインしました。



デザイン画をもとに、色ガラスを選定し、カットしていきます。この時の色選びはぶっちゃけ適当。言い換えれば直感的に。



カットしたガラスの継ぎ目は研磨し、銅のシールを貼っていきます。パズルのようで楽しい。ガラスをひっつけるためにはんだを使用しますが、ガラスにはんだは乗りません。銅シールの部分にはんだがつきますので、ここが接合されるわけです。



はんだづけ、はんだへの着色を経て作品の完成。こうやって透過光でガラスを見ると、ほんまに感動します。海の中から海面に映る太陽を見てるみたいでしょ。



作品は現在、中央区舞鶴にあるアメカジのインポートセレクトショップ"LAGNA"の看板となっています。ここの服、めっちゃカッコいいです。ジョンソンモータースのTシャツはほんまにカッコいい。女性もののアバクロTシャツもめちゃカワいいっす。服を見がてら、ステンドグラスも見てやって下さい。お店の中にプチカフェバーもあります。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 23:22Comments(3)

2011年02月08日

ナナイロノヒカリ

無名の体育会系ステンドグラス職人、にしなっつです。無骨なつくりで色鮮やかな光を表現して、自分の設計する住宅に取り入れたいと思っています。先日、あるステンドグラス作品集"世界のステンドグラス"(PIE BOOKS発行)を購入しました。コンパクトながらも、世界各国の光の彩りを見ることができます。その中でも感動したいくつかを紹介します。



こちら、イギリスはコベントリーにありますCoventry Cathedralという教会のステンドグラス。外壁に段々にステンドグラスが組み込まれています。少しずつ彩りも変化しています。また袖壁に反射した光がいいっ!



こちら、アメリカはテキサス州ダラスにあるThanksgiving Chapelのもの。渦巻き状の塔を彩るステンドグラスが特徴的です。天に召される時は、こういうところを昇っていきたいものです。



これは、イスラエルはテルアビブヤッフォにあるImmanuel Lutheran Churchのもの。こういうはんだの継目がガタガタして、ガラスも分厚くて表面に凹凸な表現があるもの。僕はこういう作品をつくるのを目指しています。



最後に、イギリスはトンブリッジにありますAll Saints Churchのステンドグラス。これは僕も大好きな画家シャガールさんの作品です。ステンドグラスにグリザイユやエマイユという顔料を使用して絵付けをおこなっています。こういうのもやってみたい!

とてもこれからのステンドグラスづくりにアイディアをもらえた作品集でした。また実際に行って、見てみたくなってしまいました。実際に見ると一層綺麗なんでしょうね。行きますよ、僕は。そんな夢までもらえた作品集、おススメです。
  


Posted by Masakatsu Nishitani at 12:00Comments(2)

2010年09月17日

画家のステンドグラス

私、建築士をしながら、ステンドグラスを生業としています。世界中のステンドグラスを調査研究し、日々、その光の美しさ、幾何学的なデザインを吸収したいと考えています。

今回、紹介するのは20世紀のフランスを代表する画家、アンリ・マティスの作品。色彩鮮やかな作品を多く残し、"色彩の魔術師"とまで謳われた画家です。



彼は晩年、南仏ヴァンスという街のロザリオ礼拝堂の内装デザインを手掛け、空と植物と光の3つをモチーフにした3色のステンドグラスを設計製作しています。このステンドグラスをつくるにあたって、マルティスには好きな赤色が使えないという不満が残っていたそうです。しかし、そのステンドグラスの色が床に反射して混ざり合うことによって、赤紫色が生まれました。彼はこの偶然の発見に大喜びしたそうです。



彼は、色のついた切り絵を何回も組み合わせながらこの作品をつくっていったそうです。こんな作り方もあるんだと驚嘆させられました。偶然によって生み出された色というのも魅力的なものです。僕も何百何千とある色の組み合わせによる思いもつかないような発色。ステンドグラスをつくる上で、そういったことも試行錯誤しながら製作に取り組んでいきたいと思います。今までは結果オーライ的な配色をしてましたので。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 13:35Comments(2)

2010年08月03日

空軍の教会のステンドグラス



無名のステンドグラス職人、にしなっつです。アメリカはコロラド州にあるアメリカ空軍アカデミー。その内部にはプロテスタントの教会堂があるそうで。最近、やっとカトリックとプロテスタントの違いを学びました。キリスト教勉強中です。この教会、教会としては奇抜な建築なんですよ。空軍らしく、戦闘機のような、スターウォーズに出てきそうな形状。横にある木にも見えますけどね。



内部の天井。ステンドグラスが張りめぐらされています。万華鏡を見ているようで。なんで、こういう線がバシッって通った、規則的な幾何学模様って気持ちいいんでしょう。青と赤の配色も綺麗です。屋根面の凹凸はステンドグラスの光をうまく壁面に映し出しています。



壁のステンドグラスには琥珀色が入っています。いいなぁ、琥珀色。中央には石膏か大理石か何かで十字架を背負ったキリストの絵が。僕な彫塑用クレイ(粘土)か焼物でつくりますね。まわりのステンドグラスの光がオーラに見えます。このアイディア、いただきます。自分の作品づくりに生かしたいと思います。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 10:29Comments(4)

2010年04月15日

巨匠のステンドグラス

フランク・ロイド・ライト... アメリカの建築家で、近代建築の三大巨匠と呼ばれるうちのひとりです。落水荘や日本の帝国ホテル、グッゲンハイム美術館などを手掛け、建築を志すものなら誰もが知っている建築家です。

この建築家も、建築にステンドグラスを多く取り入れていました。体育会系ニシタニとの唯一の共通点です。私が師事している吉田ステンドグラスさんに"FRANK LLOYD WRIGHT GRASS"という本を借り、勉強させてもらうことにしました。

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これは、住宅の照明です。彼の作品はこのような定規できちっと測ったような幾何学模様が特徴のようです。いかにも建築家らしい作品です。この琥珀色って、綺麗なんですよねー。

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これは藤の花をモチーフにした作品です。細かいガラス割りが綺麗です。ライトさん琥珀色好きみたいですね。

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こちらは、天窓に使用されている蝶々型のステンドグラス。琥珀色好きだなぁと思いきや、僕が琥珀色好きなんで、自然とそういう作品に目が行っていたようです。危うくライトさんとセンス同じやんと自惚れてしまうところでした。思い込みって怖いですねー。

勉強させてもらいました。吸収します。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 15:07Comments(4)

2010年03月08日

体育会系ステンドグラス、取り付きました。

先日、僕が勤務している設計事務所がつくったお家が完成。ステンドグラスが最後の工事でした。

今回は引き戸の開口部の一部としてステンドグラスを入れました。緑を基調にしたシンプルなモザイクです。



緑(厳密には黄緑)の色は、目に優しい癒しの色です。人間は光を判別するのに光を必要とするのですが、
この色は、色の中で最も光を必要とせずに判別できるので、目に負担がかからず、やさしい色なんです。
また、緑や青は植物や空や海などのような自然の色なので、本能的にこの色が気持ちいいというがあるんやないか思います。



ここの施主さんのお譲ちゃん、お坊ちゃんとのご対面。ちょっと言わせた感があるんですが、「カワイイー!」って言ってくれたんです。僕はこの一言のためにこの作品をつくったんです。感無量っす!



今回の作品は、吉田ステンドグラスの工房にて、匠の吉田師匠の指導のもと製作しました。また、ステンドグラス作家のA's Glass Studioさんにデザイン的なアドバイスを頂きました。ありがとうございました。これからも癒しの光、空間をつくりだすステンドグラスをつくっていきたいと思います。





  


Posted by Masakatsu Nishitani at 20:26Comments(8)

2010年03月05日

体育会系ステンドグラス、取り付けます。

体育会系ガラス職人です。明日、うちの設計事務所の住宅見学会があります。今回、体育会系なステンドグラスを入れさせてもらってます。明日の10時から見学会なのに、明日の9時から取り付け。めっちゃやばかったっす。扉を穴があいたままにするとこでした。

この家のご家族のテーマ・プラント(植物)であるクローバーをイメージして、緑を基調にした硝子を、私のカッチカチの筋肉で数百のピースに裁断し、その各々のガラス廻りにはんだの下地となる銅テープを巻く。今回、巻いたテープをつなぎ合わせると地球2周半はするんやないかと思います。

こちらのお宅のお譲ちゃん、お坊ちゃんの「わぁ、きれいっ!」を聞きたい一心で、心を込めてつくりました。言ってくれるかなぁ…素通りされたら凹むなぁ,,,

こちらはいつもステンドグラスを製作している工房、吉田ステンドグラスさん。匠から学んでいます。このあぶくガラス、いい感じの硝子なんですが高くてなかなか手に入らなくて… いつか使うぞー!



今回、製作した作品で使用したガラス。アメリカのスペクトラム社のガラスを使用しています。左がHunter Green、狩りの緑だから森林、ジャングルをイメージしてるんでしょうか。右はSea Green、海の緑です。そんな名前がお洒落で好きなわけで。こういった硝子の輸入品を買うわけです。というのも悲しいかな、日本にはステンドグラス用のガラスをつくっているところがないんです…



こんな面白いガラスもあります。なんかかわいくてね。使いたいなぁ。



こちらも今回使用したガラス。左がTeal Green、コガモの緑、右がMoss Green、コケの緑です。名前からして大丈夫かなぁと思ってたんですが、こうした材料で、いい感じのステンドグラスができました。



こういった様々なバリエーションのガラスを駆使して、光による癒しを演出しています。しかし、今回テーマはあくまで、お譲ちゃん、お坊ちゃんの「わぁ、きれいっ!」を聞きたいがためにつくっています。

今週末、3/6(土)7(日)は、早良区昭代にて、注文住宅の完成見学会を開催いたします!よかったら見に来て下さい。見学の詳細はこちらをご覧ください。
  


Posted by Masakatsu Nishitani at 23:17Comments(4)

2010年03月02日

ステンドグラスあります。

ところてんあります。そんな看板、最近目にすることはなくなりましたが、かなり魅力的な響きでした...

うちも設計事務所ですが、ステンドグラスあります。

行ったことはないんですが、アメリカはサンフランシスコに"Grace Cathedral" という大聖堂があることを知りました。そこのステンドグラスが魅力的です。ドンッ!



"I felt you and I knew you loved me" っていう言葉が光ってます。このステンドグラスの光と色がつくりだす雰囲気。神様感じるでしょうね。



このステンドグラス、相当好きです。このモザイク的な感じ。自分の作品にも取り入れたいです。



ステンドグラスの光が石の床に映ってます。ほんまに綺麗でしょ。石も光をやさしく映すんですよ。

こういった教会の雰囲気は住宅とはかけ離れてますが、住宅にも取り入れるとおもしろいと思ってやってます。とても感動して、参考にしたい作品でした。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 23:50Comments(6)

2010年02月17日

体育会系ステンドグラス~フュージングというかたち~

体育会系、ステンドグラス作ります。見掛けはがさつでも、心は硝子。壊れやすいんです。

僕が色ガラスを組み合わせるのを気持ち悪がる人もいますが、それは気にも留めません。色ガラスが好き♡♡♡色ガラスが織りなす光が好きっす。



フュージングというステンドグラスの工法があります。英語の "fuse" とは 「溶かす」の意。つまり、ガラスを溶かすんです。様々な色ガラスを重ね合わせたものを電気炉で溶かすとこんな感じのものができあがるんです。



海の中のような青のフュージングしたステンドグラス。とても綺麗です。



溶けたガラスって、通常のはんだで接合するものよりも柔らかい感じがします。電子レンジでもできるものがあるので、今後は自分の作品に取り入れていきたいと思います。現在、クローバーをあしらったものを製作中。頑張ります。



  


Posted by Masakatsu Nishitani at 19:53Comments(8)

2010年02月03日

体育会系ステンドグラス

ヨーロッパの教会へ行くと、よくこういう光景を目にします。ステンドグラスを透過した光が石の壁に映し出されます。こういった光が、教会独特の穏やかで、静かな、神様がそこに現れそうな雰囲気を生み出している思うんです。僕が、見かけによらず、ステンドグラスを自分でつくるようになったのは、こういうのに魅せられたからです。僕が色ガラスを組み合わせてる姿を想像すると、ぞっとする人がかなりいます。でも、僕は僕の道を行く...



こういう雰囲気を住宅にもつくりたいんですよね。石という素材は、光をやわらかく吸収、反射します。土壁や漆喰壁もしかりです。ステンドグラスは英語で、stained (色のついた)glass(ガラス)。色のついた光は人の精神面や身体に影響を及ぼすことは科学的にも証明されています。



一度、こういう光が浴びれるところがあれば、是非体験して欲しいです。なかなか欲しいっと言ってくれる人もいないんですが、現在、建設中の住宅用にクローバーをテーマにしたものを製作予定です。気合バリバリです。見て、ホッとするような光が入るようなものができたらと思います。見かけによらないガラス職人、僕の道を行きます。また、このブログで紹介させて下さい。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 00:00Comments(5)

2009年12月18日

和風なステンドグラス

私、体育会系は、体育会系なんで一見、精神的に強そうなイメージをもたれるんですが、実はガラスのハートなんです。繊細で、壊れやすい...

ガラスの心をもっているので、ガラスの工芸、ステンドグラスをやっています。うちの設計事務所のお客さんに提案したり、依頼を受けたりしてお家の光のインテリアとしてもらってます。

自分が、ステンドグラスを製作する上で、お手本としているガラス工芸家が"小川三知"という人です。大正から昭和初期にステンドグラス作家として活躍しました。以前、自身のブログでも紹介しました。「日本のステンドグラス~小川三知の世界」(増田彰久氏、田辺千代氏著)から写真を拝借しました。



この紫陽花、綺麗です。西洋のガラス工芸を見事に和の工芸へと転換させています。



日本の障子や格子と組み合わせた作品も多く製作しています。侘び寂が表現されていると思います。



こういった色鮮やかな作品もあります。

ステンドグラスが作りだす光って、人を癒すんです。僕のハートと同じで、扱いにくいんですが、建築をやる上で、自分にしかできないことの一つとしてやっていきたいと思います。有名な建築家、フランク・ロイド・ライト氏も自身の建築にステンドグラスを取り入れていたんです。彼は凄過ぎて、僕とはかけ離れた存在ですが、唯一の共通点なんです。かなり嬉しい事で...  


Posted by Masakatsu Nishitani at 11:59Comments(8)

2009年10月21日

ステンドグラスノススメ ~カイザー・ヴィルヘルム記念教会編~

体育会系ガラス職人にしなっつです。家をつくりつつ、ステンドグラスもやってます。癒しの光をつくっているのです。今回、紹介したいのは、ドイツはベルリンにありますカイザー・ヴィルヘルム記念教会のステンドグラス。ドイツ帝国の初代皇帝、カイザー・ヴィルヘルムⅠ世を記念して建設された教会です。第二次世界大戦後、復興がおこなわれ、ドイツの建築家エゴン・アイアーマンの設計。



このステンドグラスはフランスのアーティスト、ガブリエル・ロワールさんという方がデザインされたそうです。



静寂、沈黙、瞑想という教会のイメージにぴったりな青い光。青は母なる海の色です。青い光はなにか海の中を泳いでいるような雰囲気もつくり出します。

ちょっと分厚い、あぶくが入ったようなガラスで次の作品をつくりたいと考えています。光の癒し効果、結構あるんですよー。

青いステンドグラスの注文住宅はコモススタイルで  


Posted by Masakatsu Nishitani at 19:52Comments(4)

2009年09月04日

体育会系、ステンドグラス作家に学ぶ

先日、うちが建てました昭代の分譲住宅に設置したステンドグラスがあるんですが、今回はある工房にて製作させてもらいました。お洒落なステンドグラス工房で、A's glass studioというところです。そちらのお洒落な作品がこちら。



小窓です。



立体的なもので、照明が仕込んであります。



こちらは一輪挿しのついた作品。どれもかわいい作品ばかり。センスの良さもピカイチです。いろいろ教えて頂きました。教室もされてるようで、かなりオススメ工房です。

続いて体育会系ステンドグラス...



こちらの住宅の玄関横の照明にステンドグラスが設置されています。



人感センサー付きの照明で、訪問者をやわらかい琥珀色の光で出迎えます。

A's glass studioさんで刺激を受け、ここで学んだことを生かし、無骨な体育会系ステンドグラスも女性的なカワイイものもつくっていきたいと決意を新たにしました。ガラス職人への道をまた一歩進んでいったのであります。

ステンドグラスもつけれる注文住宅はコモススタイル

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 23:50Comments(2)

2009年05月03日

体育会系なステンドグラス

ステンドグラス三部作完成しました。そのうちのひとつ、青いステンドグラス。トイレの小窓に設置しました。

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この色は、お施主さんの要望もありましたが、用を足す時、深く考え事をしたり、本を読んだりすることが多いと思いますので、青色で落ち着いた光を入れるとよいと考えました。

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こちらは、緑のステンドグラス。小さい作品で、ガラスのピースも細かいのです。色はこちらもお施主さんの要望です。表札に設置しました。

青と緑って癒されませんか?もともと人間の祖先は海から来ましたし、それから緑の中で生活していました。こういった人類の母なるものの色は、人間の遺伝子のどこかに刻まれ、安心を抱くのではないでしょうか。

また、緑は目にいいとよく言われますが、正確には黄緑なんです。人間は光によって色を認識しますが、色によって認識できる光の強さ、感じやすさが異なります。実は、黄緑がどの色よりも弱い光で感じることができ、結果、目に優しいということになるのです。

色と光が持つ効果。研究を重ねます。



  


Posted by Masakatsu Nishitani at 02:14Comments(4)

2009年04月24日

体育会系ステンドグラス

ガラス職人にしなっつです。現在、ステンドグラス3点製作中です。

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こんな感じでつくってます。

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これは、カットしたガラスを研磨して形を整えているところです。無骨な幾何学模様が私のスタイルです。想いを込めて作ります。

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工房の階段に巻きついていた花。ランタナです。別名「七変化」。開花してからどんどん色が変化することからこの名前がつきました。花言葉は「厳格」。ほぼ年中花を咲かせているそうです。綺麗な色ですね。

花やステンドグラスの鮮やかな色。色は人間の身体面、精神面に大きな影響を与えます。花を見ては、癒しの色の探究に努めてます。
  


Posted by Masakatsu Nishitani at 23:13Comments(6)

2009年04月06日

体育会系ステンドグラス

体育会系ガラス職人にしなっつです。現在、のお客さん宅に設置する予定のステンドグラス。デザイン画ができました。



まずは、トイレの小窓につくステンドグラス。お客さんから青を基調にとの依頼がありました。



次に外部の擁壁の古い郵便受けがついていた部分、ポストを外した開口部に設置するステンドグラスです。外壁、擁壁が白、そして木の外壁が見える部分ですので、琥珀色を基調にしています。青のアクセントも入れています。ここにはガラスの背後にキャンドル立てを設置し、光でお客さんをお迎えです(ビフォーアフターのナレーター風)。



こちらは緑を基調としています。緑をキラキラさせるイメージです。ガラスは米国スペクトラム社
の製品を使用します。このデザイン画の色よりはるかに綺麗ですよ。これでお客さんにGOサイン
を頂ければ、ガラス工房にこもります。頑張ります。

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 20:13Comments(1)