2009年03月29日

ニュージーランドの芝のように

現在、芝生の研究をおこなっています。以前、ニュージーランドにて芝生の上での暮らしを経験し、芝生の上でラグビーができる喜びを知っていることから、うちの設計事務所を訪ねられるお客さんにもその良さを知ってほしいと望んでいます。庭は癒しの場として、生活を豊かにします。また、建物に緑を加えることによって、建物が映えます。庭の緑化アイテムとしてまず思いつくのが「芝生」。家が芝生に囲まれると想像するだけで気持ちよくなります。緑には癒しの効果があるのでしょう。

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ニュージーランドでは、街中どこもかしこも芝生で緑。土が見えるところがほとんどありません。どこででも昼寝ができます。子供は休み時間にラグビーをしています。芝生がクッションとなって怪我することもありません。小さい子供もそこらじゅう駆け廻っています。土で汚れたり、怪我することを嫌う日本の子供達とは運動神経の発達は明らかに違うでしょう。

じっさい芝生を家の庭にとなると、マイナスイメージとして、コストやメンテナンスがついてまわります。コストについては、何かを節約したり、グレードダウンしてできる程度の費用で緑化可能です。メンテナンスについては、月一度の芝刈りで十分。芝が生えれば、他の雑草は生えにくくなります。水やりは自然の降水で十分。肥料も必要ありません。

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一般的なヒメコウライ芝は、冬には枯れますが、それも季節の色の移り変わりと同じと思って下さい。ふかふかの気持ちよさには変わりはありません。スポーツ場のように年中、緑がいいという方は冬芝と夏芝を植えるという方法もあります。

心地よく、庭でごろんごろんでき、子供が駆けまわり運動神経がどんどん発達し、こけても汚れない、怪我しない、外でBBQしたくなるようなそんな場をもっともっと増やすべきやと思うんです。



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Posted by Masakatsu Nishitani at 17:23│Comments(0)作庭日誌 Gardening diary
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