2012年02月27日

宝探し

宝探し
大工の棟梁のススメで材木屋さんの倉庫を訪ねました。照明の木枠用の木を探すつもりで行ったのですが、こういうところで様々な木材を見るのはすごくいい勉強です。こういうところには老練な材木屋のおっちゃんやいい材料を探しにきた目利きの大工さん達が集まりますので、そういう方々から話を聞けるのがいいんです。

宝探し
人の身長から比較すると、相当バカデカイ一枚物の木です。こういうのを店舗のカウンターや住宅の家具建具に使用するんです。自分が思っている程は値段も高くありませんでした。安くはないですが。自分で造りたいイメージを持って、こういうところに来るとピンポイントでイメージどおりの木材が眠っていたります。そんで、えぇっこの値段で!みたいなんが嬉しいんです。ほんまこの宝探しは楽しいです。

宝探し
ところで、この写真右側にある一枚の木、500万円以上するんです。ほんまにビックリ!なんでそんなに高いのかは聞いてきませんでした。なんでかは自分にもさっぱりわかりません。自分も木の目利きになれるようにこういうところに通わなあきません。

宝探し
こういう加工があまりされていない、自然の木そのままのような材料もたくさんありました。こういうのはお茶室や数奇屋建築で使用する材料です。とても魅力的な材料です。

宝探し
ここの材木倉庫には、お茶室のモデルルームがありまして、前述の写真のような材料をこういうところで使えますよ、っていうのがよくわかるんです。自分にとってはテーマパークに行ったようなワクワクした一日でした。

材木の業者さんや施工者のみならず、設計者もこういった場所に足を運んで自分達が使う材料を生で見るっていうのはすごく大事なことやと思います。木も種類によって様々な表情がありますし、くせもある。自分達が使う材料をよく知っておくべきです。こういう所に来ると、色んな人や木がそれを教えてくれます。


Posted by Masakatsu Nishitani at 15:37│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。