2010年11月04日

サムハラ

サムハラ

リノベーションのための事前調査のため古民家を訪れました。屋内を調査していると柱、壁、雨戸など至るところに "サムハラ" の文字が...

最初は何か触れてはならないもののような感じがして、恐る恐るその意味を調べてみることにしました。

すると、"サムハラ"とは無傷無病、延命長寿の神様のことだそうです。戦時中は弾よけのお守りでもあったそうで、特攻隊員がお守りとして短刀にこれを刻んでいたということです。また、加藤清正が文禄・慶長の役の際に、刀に刻印し帯刀していたことから、万死に一生を得たとの逸話も残っています。

以前、ここに住んでいた方が、無病息災を望んでいたのか、はたまた戦争に行かれたご親族を想う気持ちで書かれたのかはわかりませんが、魔除けというか、お守り言葉だったんですね。

ちなみに"クワバラ"というのは、昔、人々の間で、大宰府に流された菅原道真が憤死して、雷神と化し、復讐として雷を落とすと言われていたそうですが、故郷の桑原(くわばら)には雷を落とさなかったことから、雷除けのおまじないとなったそうです。

それぞれ非常に興味深いものでした。


Posted by Masakatsu Nishitani at 13:40│Comments(2)
この記事へのコメント
ひぇ~
サムハラ いたるところに書かれてたってめちゃ怖いやん!
でも調べたくなる気持ち分かるわ。まさに怖い物見たさ。
にしなっつさん、古屋のリノベーションはくれぐれもお守り持参でね
Posted by akiko at 2010年11月09日 13:57
akikoさん、最初怖くてな―、調べんのもドキドキしててん。まぁ、ちゃんとわかるとホッできてよかった。古屋は常にそこの神様に感謝しながらおこなってます。おはらいもしたよ。頑張ります。
Posted by にしなっつにしなっつ at 2010年11月09日 18:53
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