2010年08月26日

遮熱塗料を考える。

遮熱塗料を考える。

あるお宅の屋根面に、アステック社(オーストラリア)の「エナジースター」という遮熱塗料を採用しました。なぜオーストラリアかと言いますと、紫外線が日本の3倍だそうで、塗装の劣化は紫外線による影響が大きく、その厳しい環境に耐えうる塗料を開発しているからです。

屋根がガルバリウム鋼板のお宅で、屋根面の表面温度は触れないくらい(70℃以上)になることも。これが、断熱材があったとしても室内温度にも大きく影響するんです。ロフトとか屋根に近づくとかなり暑いですよね。これは太陽光線、つまり熱を伝える赤外線の影響です。この遮熱塗料は、この赤外線を反射させ、含まれるセラミック粒子が熱を伝えにくくするというしくみのものです。塗装後、この塗装面を触れば効果は明らかです。真夏日でもめっちゃ触れますよ。

遮熱塗料を考える。

この遮熱塗料のしくみはこういうことです。遮熱塗料も色々と数多く出回っていますが、耐用年数が15~20年という他を寄せ付けない耐久性が一番のポイントでした。塗装に伸縮性もあり、ひび割れしにくいというのもこの塗料の特徴です。

遮熱塗料を考える。

塗装工事前には、こうやってお客さんにミニチュア実験装置で体感してもらいます。奥に見える装置に手を入れるところがありまして、白熱球でかなり温められた屋根の室内側に手をつっこんでもらう形で体感してもらいます。遮熱することで、結果的には室内温度が条件にもよりますが、3~10℃減少、室温が1℃下がれば、光熱費が10%削減できると言われています。一般的には冷房費25~40%の削減が見込めるとのこと。

遮熱塗料を考える。

機会があれば是非手を入れてみて下さい。

タグ :遮熱塗装


Posted by Masakatsu Nishitani at 18:53│Comments(0)
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