2009年06月19日

体育会系日本の歴史 ~源氏・平氏編~

無垢の木床...憧れます。自然素材で、肌ざわりもいい、香りもよくて...様々な材種の無垢材を、お客さんのお好みに合わせて提案しています。

クリ、カバザクラ、ナラ、クルミ、メルバウなど様々です。

木材を仕入れている材木店さんのホームページで、床材の説明をしている記事がありました。「節が多かったり、源平が混じると~」というコメントがありました。ピンときたので、源氏平氏に関連するんですかと質問しましたところ...

e5a489e68f9b-efbd9e-dannoura

源氏の白と平家の赤、両一族の旗の色に由来しているとのことです。木材の中心に近い心材と呼ばれる部分は赤みが強く、辺材と呼ばれる外側の部分は白っぽいので、ここから木材の色むらを「源平」と呼ぶそうです。

e5a489e68f9b-efbd9e-img_6227

この樺桜の床の源平、いい感じです。赤白とか色むらとか言わないで、源平と呼ぶところが洒落てますよね。材木屋さんか大工さんの業界用語、昔からの呼び方だと思います。

無垢の床も、節や源平があると値段が下がるんです。ないものを手に入れようとすると選別しなくてはいけないし、希少価値も出てくるので。でも、個人的には、源平があった方がいい。自然のものなんですから。節も源平もないのは逆に不自然。あった方が模様みたいで、味があるんですよ。僕は建築の中の、この「味」を追求していきたいです。



Posted by Masakatsu Nishitani at 19:22│Comments(2)
この記事へのコメント
いい感じの床ですね、源平というなんて素敵です。
Posted by みやちゃんみやちゃん at 2009年06月22日 08:43
みやちゃんさん、いいでしょ、この床。カバザクラの無垢材です。肌ざわりもいいし、色もいいでしょ。源平...こういうのまたあったら報告します。
Posted by にしなっつにしなっつ at 2009年06月22日 13:41
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。