しずくのヌリカベーゼ

Masakatsu Nishitani

2010年05月16日 00:00

うちの設計事務所では、日本の伝統的な漆喰の塗り壁をお客さんに薦めてます。今回は「しずく」と名づけられたお家の和室の床の間をご家族3人でヌリカベーゼしてもらいました。下塗りは私、にしなっつが前日におこなっています。あとはみなさんで思い思いに塗ってもらうだけ。



ちょっとのスペースですが、上手く塗り範囲を分担してもらいました。この絵...なんかいい...

3人の想いがこもってます。この床の間には間接照明が仕込んでありますので、凹凸のある漆喰壁に光が映し出されます。漆喰壁は光をやわらかく吸収しますので、やわらかい雰囲気ができるんです。この床の間には、これから何がオブジェとして飾られるんでしょうか。楽しみですね。



笑顔が素敵すぎるお嬢ちゃんも夢中になってヌリカベーゼ。最初は力が入りすぎて、コテをスムーズに動かせませんでしたが、段々コツをつかんでいました。未来の女性左官誕生の瞬間です。



漆喰がつくり出すテクスチャー、この純白の質感。加えて自然のもつ力によって、抗菌性やVOCなどの吸着性、耐久性など様々な機能を発揮します。これこそまさにエコ建材ですよ。

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