ステンドグラスノススメ

Masakatsu Nishitani

2009年12月03日 18:58

小川三知。大正から昭和にかけて活躍したステンドグラス工芸家です。もともとは日本画家だったのですが、日本画の教師として渡米したのち、ステンドグラスを学び、それを日本に持ち帰って工芸家となった人です。

「日本のステンドグラス~小川三知の世界」(増田彰久氏、田辺千代氏著)から写真を拝借しました。



乳白色ガラスを障子に見立てた和風ステンドグラス。西洋から来た技法が、和に見事に調和しています。綺麗でしょ。



丸窓に梅をあしらったステンドグラス。



花鳥風月なステンドグラス。その昔、西洋では聖書の物語を模っていたのが始まりですが、和のテイストを取り入れて、独特な作品をつくりだしています。

こういった和のステンドグラスって、シンプルで、大きなガラスの空白が気持ち良かったり、モチーフがうるさくない。"侘び寂"なステンドグラスなんですよね。

綺麗なんで紹介してみました。ちなみに僕も無骨な体育会系ステンドグラス作製してます。

ステンドグラスのあるお家はコモススタイルで


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