2012年04月12日

So long, Au revoir...

So long, Au revoir...
明日、遂に日本を発つことになりました。南ヨーロッパに行きます。チェコからオーストリアを経由して、ギリシャへ。そこから地中海沿岸を北へモンテネグロ、クロアチア、イタリアに入って再び南下、シシリア島からマルタへ、またイタリアへ北上して、今度は西へプランス、スペインへと渡ります。旅行ではなく、現地の設計事務所への就職活動をおこないます。しばらく定住したいと考えています。

これから建築を続けていくひとつの過程として、商業建築やリゾート建築、また観光産業を学びたいと思いました。地中海沿岸の国々にはローマ帝国からの建築も残っています。世界中からその地に魅了されて人々が集まってきます。その理由を見てみたいんです。人をワクワクさせる非現実的空間がそこにはあると思います。もちろん環境や立地条件によるところが大きいとは思うんですが、それをどうやって生かしているのか、どのように見せているのか、どうやって人を惹きつけるのか、それを学びたい。建築デザインのみならず、都市計画や観光産業も含めた形で勉強をしてきます。

勉強のためには、しっかり土地に根付いて、本質が見えて自分の身体に染み付くところまでやりたい。逆に遠い日本から来た建築士として、自分ができることをやりたい。例えば、日本の伝統的なデザインや最新の建築技術の導入や紹介ができればと考えています。日本にはこんなええとこがあるんやぞ、どやっ!的な。ちなみに南欧の建物を日本に持ち帰って建てる気はありません。僕は日本には日本の家が一番合うと思ってます。見せ方、やり方を吸収したいんです。

ヨーロッパも経済危機で、今、行くべきところではないという意見も多く頂きました。でも、昔っからずっと望んでたことですし、もう気持ちが止まりません。自分としてもここを乗り越えれば、世界中どこにいっても建築ができるという自信にもなると思います。

要は、世界のどこへ行っても建築ができるようになりたいんです。それは、大手ゼネコンや有名建築家の専売特許ではありません。個人レベルでもできると思ってます。試練を乗り越えて、強くなって帰ってきたいと思います。

So long, Au revoir, See you when the clouds come home.

今後のブログでは南欧放浪記をお伝えします。


Posted by Masakatsu Nishitani at 00:09│Comments(4)
この記事へのコメント
とうとう出発なのですね!
にしなっつさんの建築にむける想いは多くのご友人の勇気と希望です。もちろん私もパワーをいただいている一人です。
少年のように夢中で走って行かれる後ろ姿を見送るのは、嬉しいようなようななんだかさみしいような不思議な気持ちです。
でもすばらしい経験が待っているんだろうな~というワクワクのおすそ分けをもらっている感じでもあります。にしなっつさんらしい体育会系魂でがんばってきて下さい!
放浪記楽しみにしています(^_^)/
Posted by emi at 2012年04月12日 12:45
夢を現実に叶えるたくましい心と身体がにしなっつさんには備わっています!そのゆるぎない信念 をずっと持ち続けていることこそが貴方の才能だと思います!遠い空のレポート楽しみにしてます。
Asta Luego!
Posted by ぷっちんぷりん at 2012年04月13日 18:49
emiさん、ありがとうございます。行って参ります。少年のように夢中でと言いますか、精神年齢低いだけかも知れません。これから放浪記といいますか、奮闘記を更新していきますね。頑張ってきまーす!
Posted by にしなっつにしなっつ at 2012年04月14日 22:54
Hola! ぷっちんぶりんさん。何でぷっちんぷりんなん?今更やけど。遠い空からのレポートっていい響きやね。さすが。しっかり頑張って勉強してくるね。行けるとこまでやります。
Posted by にしなっつにしなっつ at 2012年04月14日 22:57
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