2010年12月14日

地球温暖化で伸びたい

エコ住宅、つまり環境建築の勉強中です。「地球温暖化で伸びるビジネス」(日本総合研究所著)を読みました。地球温暖化の問題を糧に金儲けしたいという気持ちからではありません。これから環境問題改善の手法が広まっていくには、ビジネスとして成り立たなくてはいけません。慈善ではできないし、広まってもいかない。環境改善をビジネスへとつなげていく手法のヒントがあると感じたので、この本を入手しました。

地球温暖化で伸びたい

この本の文中に、EU市民の地球環境に対する意識は高く、国が環境政策を織り込んでいることにより環境ビジネスが成長している。一方、日本では企業が地球温暖化を経営戦略のレベルで吟味することがなされず欧州企業に後れをとっているということです。日本の技術力を結集すれば、後れをとることなんてないはずなのに... 

その他にも、地球温暖化を意識しない自動車開発をおこなうことは、将来的にはできなくなると予測している節がありました。建築もしかりだと思います。環境を意識しない建築はできなくなるのでは...

建築に関連することも含まれていたのですが、住宅消費者の住宅購入時におけるポイントについてのグラフが記載されていました。消費者が重視している項目として、耐震性、遮音性、耐久性、防犯性、日照というものが挙げられていました。しかし、省エネ効果が期待できる断熱性が低いのが意外でした。その理由として、「効果がわらりづらい環境面に配慮した機能は消費者に軽視される...」ということ。提案側がわかりやすく説明しきれていないっていうのがすごくあるんじゃないかなと思うんです。

今後は、省エネ機器や設備に関する知識や経験が豊富で、適切なアドバイスをおこなうことのできるコンサルティング能力を持つ建築業者やリフォーム業者に優位性がでてくるとのことです。自分自身もそうなりたいと思っています。その為にも、継続して環境建築の勉強を続けていきます。







Posted by Masakatsu Nishitani at 13:35│Comments(0)
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