2009年09月26日

上村松篁といふ人。

ゴーギャン展で東京国立近代美術館を訪れた際に、常設展も見て回りました。そこには、尊敬する画家の絵がありましてビックリ。尊敬してるくせに、ここに彼の作品があることを知らなかったんです。

上村松篁さんという、写実的で繊細な花鳥画を多く描かれた日本画家です。母親は美人画で有名な上村松園さん。絵描きの血をひく、生まれついての画家です。Natural Born Artistです。遅咲きの建築士の出鼻をくじくような生き様です。松篁さんは、写実的で繊細な花鳥画を多く描いた方です。僕は昔からこの画家に憧れ、彼の母校でもある京都市立芸術大学を目指し、美術研究所に通っていたこともあります。まさか、体育大学に進学するとは思ってもいませんでした。

上村松篁といふ人。

彼の作品「星五位」が展示されていましたので、食い入るように観察。他にも絵があるのに、迷惑だったことでしょう。写真も撮影の許可をとり、バシバシ撮ってきました。もちろんフラッシュはたきません。美術本や写真で見る絵より、実物の絵の方が、どんな絵にもあてはまるんですけど、ずっと綺麗なんです。ここにはなかったのですが、好きな他の作品は...

上村松篁といふ人。

「鳥影趁春風」

上村松篁といふ人。

「母子の羊」などなど。本当に繊細なタッチで、色使いは柔らかで深い。絵描きのようなコメント。日本画の繊細さと色の深み。これこそ日本人にしか描けない絵の象徴だと僕は思っています。

上村松篁といふ人。

美術館の休憩所からこんな景色が見れました。皇居(江戸城)の石垣と摩天楼のコントラストがなんとも言えないいい眺め。NYのセントラルパークと摩天楼のコントラストのような。こういう場所、好きです。




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