2009年10月02日

体育会系、設計作法を学ぶ。

鷹野材木店の鷹野専務おススメの本を読みました。「伊礼智の住宅設計作法」という本です。



文中に印象深かったことがいくつかあります。

計画前の現況調査にて、視線の抜け方、陽当たり、風向き、ご近所の窓など開口位置などは通常、誰でもしているのですが、加えて、吹いている風の感触や土の色、植物、ご近所の佇まい、土地の匂いなどを全感覚を使って家づくりの手がかりを見つけるそうです。人一倍、この部分は重要視されているようです。土の匂いとか風を感じるとか...鈍感やから無理やなぁ。

その他にも、「気持ちよさそうな空間」を見つけたら、早速実測スケッチをされているとのこと。いいなぁと思ったら、どうしていいのか考えなければならないということ。

特に印象的だったのが、照明のプランにおいて。照明の重心を下げる。つまり、天井にできるだけ照明を入れずに必要なところに、低い位置に照明をもってくることだそうです。天井に何もついていないのは、とても気持ちがいいそうです。確かに、夜になっても均質で明るいところは落ち着きません。照明にこだわる、いい旅館やホテルは、そうですよね。あれは、照明やなくて、癒しの光ですもん。「闇の中の蛍の小さな光の連なりが、光の豊かさを意識づけてくれました...」という文章がありました。蛍はもちろん、灯籠やロウソクの小さい光って癒されます。ご飯食べるところが明るければいいんじゃないでしょうか。



最後に住まいの外構・植栽を考える重要性も述べています。家の余った部分ではなく、外部との関係の要として考えると...家づくりにおいて、予算が回らなくて植栽を削るということが多いように思います。この建築家は外構も最初の予算に含めて、お客さんに提案しているみたいです。同感です。

とても勉強になりました。こうやって色んな建築家さんの想いを学んでいきたいです。

タグ :建築家設計


Posted by Masakatsu Nishitani at 19:42│Comments(6)
この記事へのコメント
ろうそくのような小さな光って、その光が映し出す影がとてもきれいですよね。
建築のことは何も知りませんが、この本を読んでみたくなりました。

にしなっつさんのブログは話題がいろいろで面白いです。
Posted by 花 at 2009年10月02日 22:23
じゅんじゅんです
まっさんにもこの本を読むようにすすめてみましょうか
最近は構造力学ばかり勉強していますが
こういう読み物も読むといいと思うのですが
タイムリミットが23時なので「もうブログを脱落したい」
とか泣き言を言っています。
Posted by massanmassan at 2009年10月02日 22:48
花さん、そうなんですよね、影を味わうこともできるんですよねー。小さい光って。ブログの内容は、「人とは違うこと」を心がけて書くようにしています。これからもずっと続けていきますので、時々遊びに来て下さい。
Posted by にしなっつにしなっつ at 2009年10月03日 14:48
じゅんじゅんさん、僕も構造力学をもっと勉強したいと思ってるんです。いいテキストとか本とかあったら是非ご教授下さい。
Posted by にしなっつにしなっつ at 2009年10月03日 14:50
ときどき雑誌で見かける建築家で、特別高い材木・建材を使ってる感じではないのですが、なんかうまいな~と思っていた人です。(ただ、私サイゴまでまだヨンデイマセン・・・先こされましたね、、)
Posted by taka-z at 2009年10月04日 07:22
taka-zさん、いい本に出会えました。ありがとうございました。本当に勉強になりました。先越して、次の書籍に入ってますよー。また、何かいい本ありましたら木材について同様、教えて下さい。
Posted by にしなっつにしなっつ at 2009年10月05日 20:55
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