2009年09月10日

体育会系、有田の匠に学ぶ

先日、佐賀県の有田にあります「辻精磁社」という窯元を訪ねました。匠の技を見学です。

体育会系、有田の匠に学ぶ

ものすごい集中力で絵付けをされていました。それもそのはず。絵がかなり繊細。職人さんの側にある絵の具は呉須(ごす)でございます。酸化コバルトが主原料の天然絵具。一番純度の高いものを使用しているとのこと。産地は教えてもらえません。これが、こちらの作品特有の"純青"をつくるのです。

体育会系、有田の匠に学ぶ

絵付け時には灰色の模様も、焼くと"純青"になります。器も純白の磁器となりますので、更に"純青"が映えるのです。こちらの窯元は350年の伝統があり、禁裏御用、つまり皇室御用達でございます。皇室での儀式に使用される器をつくってはります。江戸時代に天皇家と交流のあった三代仙台藩主伊達綱宗が有田のこの窯元を知り、そこから天皇家への納め物として紹介されたのが始まりだそうです。仙台の殿様がですよー。

体育会系、有田の匠に学ぶ

深い...伝統を継承する匠の技を目の当たりにしました。次回は是非、絵付けに挑戦させて下さい。

辻精磁社

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