2009年05月09日

体育会系、平山郁夫さんに学ぶ

アーティスティック・ライフスタイル・アドバイザーにしなっつです。
うちの設計事務所で、No Art, No Lifeをモットーに、お客さんへインテリアとしてのアート導入のお手伝いをしてます。
 
先日、審美眼を磨くべく、描画の勉強も兼ねて、広島県尾道市にあります平山郁夫美術館を訪ねました。

平山郁夫さんは、日本を代表する日本画家で、日本美術院理事長、元東京藝術大学学長、文化勲章受章者でもあります。すごい。作品の価格は、存命する画家の中で飛びぬけて高いらしいっすよ。

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シルクロードを旅され、日本画でその風景を描いた作品が多く、全体的にぼかしたような表現が印象的です。作品の碧色は、アフガン産の碧い鉱石ラピスラズリというものを使用しているようで、原石もめちゃめちゃ綺麗なんです。日本画の天然鉱石顔料はただでさえ高いんですが、この色、相当高そうです。でもかなりキレイ。

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これは、私が描いたお客さんへの提案パースです。というのはウソで、ロシア最古の木造教会のプレオブラジェンスカヤ教会を模写したものです。

美術館を巡っては、感動し、影響を受け、その画法や表現を学び、自分の描いたものへ転化させたい...そう考えています。今、建築業界では、CGパースが多いんですが、僕は手描きにコダワリたいんです。世界に1枚、お客さんの為だけに描く。手描きには想いが詰まってるんです。まだまだ発展途上、伸びしろはたくさんあるので頑張ってます。

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この記事へのコメント
アーティスティック・ライフスタイル・アドバイザーにしなっつさん
と、お名乗りになるだけあって、お上手ですねー☆
ゴールデンのデッサンもうまい!って思いましたが、
上の教会の模写なんて、プロの絵じゃないですか!
すばらしい。。。。
Posted by kiyomikiyomi at 2009年05月09日 14:31
にしなっつさんの想いを込める所が素敵だなと思います。そのための努力を惜しまない所が、ステンドグラスや絵に表現されていますね。

浮羽町で森林セラピーの体験が出来るそうなので参加してみませんか?(^_^)
Posted by ラムレーズン at 2009年05月09日 20:32
ふふふ^^
とっても面白い絵ですね~

真っ青な空に変な教会・・・
懐かしい雰囲気でもあり、SF的な雰囲気でもある^^
実在する教会なんですか?

それにしても
にしなっつさん、、深い人ですね~~
Posted by まろ at 2009年05月09日 22:46
kiyomiさん、お褒めのお言葉ありがとうございます。もっともっと描いて、改善・向上していきたいと思ってます。
Posted by にしなっつにしなっつ at 2009年05月10日 10:04
ラムレーズンさん、本当に手作り、手描きが想いを伝える一番の手段だと思うんです。森林セラピー、いいですねぇ。今、フィトンチッドについて詳しく調べたいと思ってたんです。浮羽町は好きな町です。
Posted by にしなっつにしなっつ at 2009年05月10日 10:11
まろさん、その変な教会、実在するんですよ。ロシアとフィンランドの国境が接する地域で、プレオブラジェンスカヤ教会で、木造、斧一本、釘ひとつ使わないで建てられ、世界遺産でもあります。すごいでしょ。
Posted by にしなっつにしなっつ at 2009年05月10日 10:35
詳しく調べて連絡します。個人的に連絡取りたい時はどうしましょう?
Posted by ラムレーズン at 2009年05月10日 11:03
プレオブラジェンスカヤ教会、ネットで検索してみました!
本当にまんまでビックリ。。
どんな方が設計しはったんでしょう??
ネギ頭部分の細工も巧みですよね^^
釘一本も使ってないとは驚きです。
Posted by まろ at 2009年05月12日 21:54
まろさん、本当にすごかったでしょ。そうなんです、図面があるなら是非見たいんですけど、日本で言うと江戸時代に造られたものなんで、そんなんなさそうです。あの屋根をどう造ったのか。知りたい。いつか訪ねて、わかったら報告しますね。ちなみに日本の昔の大工も釘使わずに家を組んでましたんですよ。
Posted by にしなっつにしなっつ at 2009年05月13日 13:57
報告待ってます^^
私も日本の宮大工の技には心酔してます♪
友人が宮大工さんに依頼して家を増築したのですが
完成後見せていただいたら素晴らしいもので。。。
木の組み方とか、飾り細工とか、、美しい!!
1本1本手で削ったフローリング、、美しい!!
にしなっつさんにも見ていただきたいです^^
Posted by まろ at 2009年05月13日 20:13
まろさん、僕も宮大工になりたいくらいです。世界に誇れますよね。いつか海外に日本の宮大工の技術を紹介したいです。灯台もと暗しで良さの気づかない日本ではもったいない。
Posted by にしなっつ at 2009年05月15日 23:36
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