2009年04月17日

芝生の効果とお花

担当物件にて芝生養生中です。お客さんに植栽で緑の癒し空間をつくることをおススメしてます。

今回は、庭に芝を敷くことのメリットの一つを紹介します。キーワードは「地表温度」。こちら、土と芝生のグランドそれぞれの地面の表面温度をサーモグラフィで示したものです。左の赤い部分が土、右の緑の部分が芝生です。夏では、地表温度に10℃程度の差があります。これがアスファルトやコンクリート面になると土よりも温度は上がります。

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もちろん地表温度の低い方が涼しいのです。芝生の表面温度が低い理由は、芝により土壌が雨水を保水し、水分がゆっくり蒸発すること、植物のもつ「蒸散作用」により芝から水分が発散されることが挙げられます。蒸散作用とは、植物が日光に当たると、気孔を開いて水分を発散することです。

つまり、暑くなると地表から水分が蒸発することがポイント。水分が蒸発する際に気化熱を地表から奪っていくんです。地面の温度が低いと土やコンクリート面と比較して涼しくなるんです。土やコンクリートでは、日光の照り返しがあることも気温に影響します。

芝生には、このようにコスト、メンテナンスなどのデメリットに勝るメリットがあるのです。

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話変わって、現場近隣に咲いていたお花をパチリ。みかけによらず花を愛する自分が好きです。このお花は、「オステオスペルマム」(たぶん)、絶対に3回続けて言えません。花言葉は「健やかな人」、のびやかな花姿がこの言葉の由来です。

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Posted by Masakatsu Nishitani at 23:26│Comments(0)作庭日誌 Gardening diary
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