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2010年04月25日

みずゑ watercolor 2

昨日のブログから引き続き、イラストレーターの佐々木悟郎さんの作品集"GORO SASAKI WATERCOLOR"を購入。アマゾンで中古を購入したので、表紙が少し日焼けしていましたが問題ありません。



普通、白い光の当たっている部分には絵の具がつかないように、マスキングインクという塗料を使用して、そこには色が乗らないようにするんですが、佐々木悟郎さんはそれはしてないみたいです。光の部分を筆さばきで残しています。達人技です。



"Au Revoir"という作品。この人の絵ってノスタルジア(追憶)と哀愁感があるんです。



"Mont Saint Michel"... ご存知モンサンミッシェルです。やさしい雰囲気です。

佐々木悟郎さんって、この技法、完全に自分独自のスタイルにしてはります。絵もいろんな描き方があり、いろんな描き方が考案された今って、何でもそうですけど、新しく創りだすっていうのは困難やなぁ思うんです。それでもこういうスタイルを学べば、引き出しにしまっておけば、何かアイディアを出す上でのきっかけになったり、こいう絵をイラストレーションという世界とは別のところに持っていったりすればそれがまた新かったりするんです。追憶と哀愁を感じさせる絵を描こうと思うならこの技法ですね。

とにかく佐々木悟郎さんの絵には、心動かされます。この画集は大切にしていきたいと思います。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 12:53Comments(2)

2010年04月24日

みずゑ watercolor



佐々木悟郎さんというイラストレーターの絵、水彩画です。この人の絵が大好きで、自分もこの技法をなんとか学びたいと思って勉強中です。



特徴的なのは、絵の具を紙の上でにじませること。にじみながら混ぜ合わさって水彩画ならではのやさしい表現をしてはります。このにじみって、本当に偶然にできてしまうもので、二度と同じものはできないんです。偶然の積み重なりでできる絵。素敵やなぁ思うんです。



また、対照的に紙の余白、白い部分を光の表現にうまく使っていること。紙の上にギチギチに絵を描くんじゃなく、余白を残しているのに気持ちよさがあります。

また、僕が追い続けるテーマである"nostalgia"。何か人を懐かしい気持ちにさせる雰囲気をこの方の絵は持っています。



僕も病床の母に元気になってもらおうと思い、彼女が元気だった学生時代の写真を模写し、水絵にしました。佐々木悟郎さんの技法を使ってみたんですが、難しくてまだまだでしたが、母は喜んでくれてたようです。

この水絵の技法、なんとか自分のものにして、人にプレゼントしたり、建築のプレゼン画に取り入れたりしていきたいと思います。





  


Posted by Masakatsu Nishitani at 14:53Comments(4)

2010年04月20日

筍、美味っ!

私に塗り壁技術の指導をしてくれている左官の師匠が唐津で筍を掘られたとの事、お宅に訪問し、旬の筍を頂きました。お宅を訪ねるとこんなかまどで筍を炊いてはるじゃありませんか。ただ、湯がいてお醤油とかつお節で味付けをしたのがめっちゃくちゃ美味しい。香りもすごくよくてびっくりしました。魚も野菜も新鮮なものは美味しいなぁ。九州は食材の宝庫やな思いましたよ。



なんとこちらの師匠、左官技術は達人なのですが、手先の器用な家系だそうで、お兄さんが鉛筆画の画家だそうです。坂本七海男さんという方で、僕が絵が好きだといっていたので、その方の作品を見せてもらうことになりました。



すごいでしょ。鉛筆を20本、濃さの違うものを使用して、かなり手間をかけて塗り重ねてあるようです。鉛筆だけでもここまで描けるんですね。ちなみに先日描いた僕のパースに使用した鉛筆の数、3です。僕も鉛筆の数増やさなあきません。パースをこれくらい描けるように鍛錬していきます。衝撃的でした。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 23:57Comments(4)

2010年04月18日

体育会系外観パース

お客さんにお家が完成した後のイメージを伝えるための建築パース。今ではCGが発達して誰がつくっても同じようにリアルな画像できるソフトが多く使用されています。

僕はこれからどんなにCGが発達しようとも、手描きにコダワリたい。手間をかけて、想いを伝え、僕にしか描けない絵を描きたい。日々そう思ってます。ある町屋のようなお家のリノベ計画。外観パースの製作をおこないました。町屋好きっ。



まず鉛筆でデッサンをおこないました。瓦は一枚一枚描いていると途中で気が狂いそうになります。今回の色付けは初めての試み。オイルパステルを使用しました。通常のパステルは、乾燥した顔料を固めたもの。チョークに近い感じの色がでて、柔らかい感じの絵を描くのにいいです。



でも、パースでパステルを使うとなんかぼやけたような絵になってしまうので、今回はバシッと線を引いて、力強いタッチの色調にしたいなと思いましてん。仕上がってみると、油絵に近いような力強い絵ができた思います。これからオイルパステル、多用していきたい思います。

この玄関横に照明をつけたいんですが、前回のブログに載せたフランク・ロイド・ライトのステンドグラス、一番上の写真のようなものをつくりたい思ってるんです。和風の民家にステンドグラスの灯りをともすと、独特ないい雰囲気ができるんです。僕は、隠れキリシタン調と呼んでます。伝わりますかね。

CGが発達するなら、いろんな手法を試して手描きを発達させていきます!


  


Posted by Masakatsu Nishitani at 15:22Comments(6)

2010年04月14日

ロシアの木造教会を描く

ロシア連邦でもフィンランド寄りのカレリア共和国というところに、オネガ湖という湖がありまして、そこにキジ島があります。この島には木造教会建築群があり、世界遺産に指定されています。



その中でも有名な、顕栄大聖堂(プレオブラジェンスカヤ教会)という教会があります。1700年代に建設され、釘一本使用していない古い木造建築のひとつです。"釘一本使わない"というのは、日本の昔の大工だけかと思っていたら、ロシアにもいたんですね。



いい建築は模写します。描くことによって自分の頭の中に叩き込みます。この建物の美しく特徴的なク―ポルと呼ばれる玉葱屋根もすべて木で作るという徹底ぶりです。無名の職人達によってつくられたものだそうです。尊敬します。どうやってあの屋根をつくりこんでいくのか、建ててるところ見てみたかった...

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 13:06Comments(6)

2010年01月27日

レオナルド・ダ・体育会系

昨日のブログでお手本帳にしていると言っていた本。「レオナルド・ダ・ヴィンチ全絵画作品・素描集:TASCHEN」です。

表紙は彼の作品、「洗礼者ヨハネ」の手と指先の部分を拡大したもの。実はめっちゃデカイ本なんです。たぶん2~3kgあります。時々ダンベルとしても使えます。価格も2~3万円やったような。なけなしのお金をはたいて買いました。それだけの価値があるからです。



ダ・ビンチの絵画やデッサンがなんと700ページ近くも掲載されています。デッサンひとつにしても、動物や解剖学的なもの、建築パースに兵器や飛行機のようなものの設計図。ほんとに見ててワクワクする。また、デカい分デッサンの筆跡までわかるんで、見本帳としてとても勉強なります。僕は靴下に穴があいても、新しい靴下を買う金を惜しんで、こういう本に費やします。これは自己投資です。本自慢でした。
  


Posted by Masakatsu Nishitani at 00:00Comments(2)

2010年01月26日

体育会系デッサン ~ヒポポタマス編~

馬のデッサンを描きました...

ウソです。これくらい描けるといいなぁ...って感じで。



これはレオナルド・ダ・ビンチが1480年頃に描いた馬の習作(レオナルド・ダ・ヴィンチ全絵画作品・素描集:TASCHENより)です。素描なのにすごい迫力です。ほんまにすごい...

絵の学校に行くお金も余裕もないので、お手本にしています。こういう形なら誰を先生にしようと勝手ですもんね。



いまヒポポタマスを描いています。気持ち悪いって言われそうやけど、まだ下書の段階で、輪郭としわを先に描いてます。これからこのしわとしわの間にパステルで色を入れ込んていきます。しわに気をとられ過ぎて立体感をなくさないように。頭の中にイメージはあるんですが、出来上がったら面白い絵ができると思います。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 00:11Comments(0)

2010年01月16日

建築パースのお手本

建築パースというのは、遠近法をもって、目に映る像を平面に正確に写すための技法のことをいいます。お客さんに家ができるイメージを伝えるものとして、僕たちが身に付けておかなければならない技術です。建築パースを学んでいると、建築以外のところから、とても勉強になるような作品にお目にかかったりします。例えばスタジオジブリ作品。ちなみに「紅の豚」が一番好きです。いや「魔女の宅急便」かな...



これは、男鹿和夫さんの描いた背景画。「魔女の宅急便」や「紅の豚」に「千と千尋の神隠し」などほとんどのスタジオジブリ作品で背景画を手がけています。この家、和洋折衷で、水と油みたいに交わることのない建築スタイルが、なぜか妙にマッチしています。とてもやさしい絵で、不思議な感じです。この家、トトロで出てきましたっけ?



こちらは、井上直久さんの作品。同じくスタジオジブリ作品の「耳をすませば」の背景画を描かれたそうです。もともと高校の美術教諭らしいです。この人の画風といいますか、独特の製作方法がありまして、アクリル絵の具の色しぶきを紙の上にどんどんかけていくんです。それから、無造作な模様を眺めながら、そこに浮かんでくる景色のイメージを元に、更に色を乗せていって絵にしていくんです。絵が仕上がると、最初の色しぶきがいい感じにぼんやり浮かんでて、とても素敵な絵です。

これらの画家の作品、すごく魅力的や思います。それぞれに味があるし、自分のスタイルもある。これくらい描けたら、人にも喜んでもらえるでしょうね。こういうお手本から学んで、技術の向上に努めます。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 00:01Comments(8)

2009年12月12日

体育会系、悼む。

先日、日本画家で文化勲章受賞者の平山郁夫さんが亡くなられました。僕の両親の実家である広島県尾道市の瀬戸田町のお生まれ。そこには平山郁夫美術館があり、勉強にとよく足を運んでいました。

シルクロードを旅されたことがあるようで、アジアの風景を日本画で多く描かれています。作品は、柔らかく、優しい印象受けます。尊敬する画家の一人です。



NHKのアーカイブをTVで見たとき、ボスニアヘルツェゴビナのサラエボを旅され、内戦後の廃墟の中で、号泣されてる姿が印象的でした。ご自身が原爆の被爆者であったこともあり、作品を通じて平和を唱え続けていた画家でもあったようです。また、アジアの文化財の保護活動にも尽力されてました。

ボスニアを旅されてるときのデッサンをしている映像があったんです。普通、絵を描くときには下書きとして、薄く輪郭や大まかな形を描くのですが、この画家はそんなの一切なし。いきなり力強い線を描き込んでました。



その秘密はこの本にありました。この画家の頭には、感動した景色があると、それが頭の中でイメージとして完成していて、その絵の主題を決めたらそこから描いていってるんです。そのためには、「体を鍛えるように...体で覚えさせないと駄目...」。ラグビーの練習でもひたすらやって、それが試合で無意識でできるようなことがあります。それと同じですね。

この方の残されたデッサンは2万点だそうで。俺なんか...みそっかすや。「猛烈な訓練によってしか才能は引き出せない」という言葉が文中にありました。今日も、今から描きますっ!



  


Posted by Masakatsu Nishitani at 12:57Comments(4)

2009年12月07日

セラミックボード

Perfumeのセラミックガール、結構好きです。先日の自身のブログで紹介した陶芸家の北岡秀雄さんの作品の中に、陶板というものがあります。こちらは、セラミックボードです。



粘土を板状にして、彫刻のように造形を施してから、焼く。



題材は様々ですが、特に先生がシルクロードを(歩いて)旅されたときに得たアイディアやモチーフをもとにつくられたものがカッコいいんすよ。仏教テイストの入ってるものもあったりして。

僕もいつかはこれをやりたいんですが、技術的に難しいらしく、しばらく修行が必要です。

額装には絵や写真を飾ることが多いのですが、こういう重厚感、立体感のあるものもいいですね。

祖原・昭代の文教地区にはクレディスの分譲住宅が...

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 12:48Comments(0)

2009年12月04日

体育会系パース

リノベ後のイメージをお客さんにつくってもらうため、パースを作成しました。今回は、やわらかい絵を描きたかったので、パステルを使用しました。部屋が暖かくなる感じもだしたかったんです。



まだまだ描き込みが足りませんなぁ。この休みも絵の描き込みです。あかん、筋肉が溶ける。来週は筋トレ行こう。  


Posted by Masakatsu Nishitani at 20:31Comments(0)

2009年12月03日

ステンドグラスノススメ

小川三知。大正から昭和にかけて活躍したステンドグラス工芸家です。もともとは日本画家だったのですが、日本画の教師として渡米したのち、ステンドグラスを学び、それを日本に持ち帰って工芸家となった人です。

「日本のステンドグラス~小川三知の世界」(増田彰久氏、田辺千代氏著)から写真を拝借しました。



乳白色ガラスを障子に見立てた和風ステンドグラス。西洋から来た技法が、和に見事に調和しています。綺麗でしょ。



丸窓に梅をあしらったステンドグラス。



花鳥風月なステンドグラス。その昔、西洋では聖書の物語を模っていたのが始まりですが、和のテイストを取り入れて、独特な作品をつくりだしています。

こういった和のステンドグラスって、シンプルで、大きなガラスの空白が気持ち良かったり、モチーフがうるさくない。"侘び寂"なステンドグラスなんですよね。

綺麗なんで紹介してみました。ちなみに僕も無骨な体育会系ステンドグラス作製してます。

ステンドグラスのあるお家はコモススタイルで

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 18:58Comments(0)

2009年11月26日

描いてるんです。

先輩から息子さんの絵を頼まれてました。建築という仕事がら、なかなか時間がつくれなくて...休みの日にはラグビー、更に、今年は1級建築士の受験もあり。はい、言い訳です。描こうと思えば時間つくれました。でも、下描きまではしてたんですよ。



下描きです。



  


Posted by Masakatsu Nishitani at 18:42Comments(2)

2009年10月26日

This is Dwight Mackintosh

気になるアーティストがいます。ドワイト・マッキントッシュという人です。アメリカ西海岸オークランドにあるCreative Growth Art Centerという施設で72歳から絵を描き始めた人です。1999年に93歳で亡くなられたそうです。遅咲きの建築士を勇気づけてくれる生き様です。



この人は、知的障害が重く16歳のときに州立ソノマ病院収容され、56年に及ぶ収容生活を終えて、そのアートセンターで才能を開花させた人なのです。彼の絵の特徴は、アルファベット筆記体のような、しかし意味不明な"書"とドローイング、つまり"素描"の融合です。とても魅力的な絵だと思います。



Creative Growth Art Center というところは、障害者の為の施設で、各々が自由に創作活動をおこなえる場だそうです。ここから才能を開花させ、一流のアーティストになる人は彼だけではないようです。以前、画家の山下清さんのドキュメンタリー番組を見たことがあるのですが、何かしらの障害を持つ人が、あることにとても秀でることがあるというのを聞いたことがあります。山下清がそうであったように、このドワイトさんも創作活動に秀でた才能を見せたんでしょう。

彼らのような集中力や発想力、無心で没頭して創作活動をおこなうことによって、少しでも近づけられるのかなぁと思います。



  


Posted by Masakatsu Nishitani at 21:55Comments(4)

2009年10月03日

体育会系の神将像彫塑

阿修羅展、行けなんだ~っ!あれは絶対に行くべきでした。すごい人出と聞いて、行くのがおっくうになっていたのを後悔しています。

彫塑というものに取り組んでいます。粘土で造作したものを、焼く、つまり焼き物の像やオブジェをつくります。以前、ニュージーランドの友人に「持国天神将像」というものをつくって、プレゼントしたことがあります。最初は阿修羅像をつくりたかったのですが、腕が宙に浮いているため、難しいということでしたので断念。いつか必ずつくりたいと思います。



最初は粘土をこねて、大まかな形をつくり、中身をくり抜いて、またつなぎ合わせてから、彫っていきます。



彫りが終わると、釉薬をかけます。釉薬にも様々な種類があるのですが、できあがってみないと微妙な色合いはわかりません。釉薬の色と仕上がりの色が全然違いますから。



さっきまで、あんなに白かったのが、こんな風になるんです。難しくて奥が深い。陶器の彫塑は、粘土のうちは柔らかいので、加工がしやすいのです。しかし、柔らかいがゆえに、難しいこともあります。阿修羅の腕をつくるような事が。彫塑も継続して頑張っていきたいのですが、如何せんお客さんから、「欲しいっ」という声がありません。不動明王とか毘沙門天なんか欲しい人いませんかね。負けずにマリア像やかわいいロウソクオブジェなんかもつくっていきたいです。

ニッチに彫塑オブジェで旅館のような雰囲気づくりを、コモススタイルで。



  


Posted by Masakatsu Nishitani at 14:43Comments(4)

2009年09月26日

上村松篁といふ人。

ゴーギャン展で東京国立近代美術館を訪れた際に、常設展も見て回りました。そこには、尊敬する画家の絵がありましてビックリ。尊敬してるくせに、ここに彼の作品があることを知らなかったんです。

上村松篁さんという、写実的で繊細な花鳥画を多く描かれた日本画家です。母親は美人画で有名な上村松園さん。絵描きの血をひく、生まれついての画家です。Natural Born Artistです。遅咲きの建築士の出鼻をくじくような生き様です。松篁さんは、写実的で繊細な花鳥画を多く描いた方です。僕は昔からこの画家に憧れ、彼の母校でもある京都市立芸術大学を目指し、美術研究所に通っていたこともあります。まさか、体育大学に進学するとは思ってもいませんでした。



彼の作品「星五位」が展示されていましたので、食い入るように観察。他にも絵があるのに、迷惑だったことでしょう。写真も撮影の許可をとり、バシバシ撮ってきました。もちろんフラッシュはたきません。美術本や写真で見る絵より、実物の絵の方が、どんな絵にもあてはまるんですけど、ずっと綺麗なんです。ここにはなかったのですが、好きな他の作品は...



「鳥影趁春風」



「母子の羊」などなど。本当に繊細なタッチで、色使いは柔らかで深い。絵描きのようなコメント。日本画の繊細さと色の深み。これこそ日本人にしか描けない絵の象徴だと僕は思っています。



美術館の休憩所からこんな景色が見れました。皇居(江戸城)の石垣と摩天楼のコントラストがなんとも言えないいい眺め。NYのセントラルパークと摩天楼のコントラストのような。こういう場所、好きです。


  


Posted by Masakatsu Nishitani at 16:12Comments(0)

2009年09月26日

ゴーギャンに出逢ふ...

先日、東京国立近代美術館を訪れました。谷口吉郎さんという建築家が設計された建物です。現在の帝国劇場も設計された方です。堂々とした、ラインが綺麗に走る建築です。建築士っぽいコメントです。意味もわからんのに...



ここを訪れた目的は他でもなく、ポール・ゴーギャンの展示会があったからです。フランスの後期印象派画家。タヒチに渡ってから描いた、色鮮やかな色彩とはっきりとした輪郭の画風が特徴的です。この人も、もともとは株式仲買人でしたが、34歳で本格的に画業に専念し、後世に残る作品を描いたのです。ゴッホと同じく、遅咲きの体育会系建築士を勇気づけてくれる生き様です。



苦悩に満ちた人生を終えるべく、遺書として描かれ、彼の最高傑作と言われている作品、「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか 」です。僕の今の心境のような題名です。絵の説明を見ると、それぞれのモチーフに意味があり、「深いなぁ...」と感銘を受けました。



この展示会で、僕が一番好きになった絵がこの「ファア イヘイヘ(タヒチ牧歌)」です。題名も好きなんですが、心打たれました。この色彩が好きです。この人の絵って、多様な、しかも強い色を使っているにも関わらず、全体が鮮やかに調和しているんです。絵描きっぽいコメント。

影響を受けやすい体育会系建築士は、早速、「ゴーギャンから学ぶ絵画テクニック」を買ってしまい、彼の色彩を学ぼうとするのであります。展示が終わった後の、出口付近に必ずある、あのショップ販売...顧客心理をつきます。どうしていつも買ってしまうんだろう...



絵にしても、ステンドグラスにしても、強い多様な色を使うと難しいんです。しかし、最後に完成すると見事に調和させることができる、そういう技術を学びたいと思います。


  


Posted by Masakatsu Nishitani at 00:50Comments(2)

2009年09月14日

体育会系、カバを描く...

カバ...恐竜みたいな体してるのに、目が澄んでる。現在、パステルでカバを模写しています。パステルは、乾燥した顔料を粉末状にして、粘着剤で固めたチョークのような画材です。頭にはイメージができてるんですけど、その通りに描けるかなぁ。しばらく、建築士の試験に時間を取られ絵を描いていなかったので、なまってます。



なんと描き甲斐のある動物なんでしょう。この目からして、絶対に性格のいい動物。怒らせるとすごいとか。



これは現場を訪ねてきた小鳥。何ていう鳥なんでしょうか?窓から中に話しかけてきました。近づいても逃げていかないし、不思議な鳥でした。これも描きたいな。



大工の棟梁の車に入り込んだ2匹のモンシロチョウ。絵にはならないけど、これも不思議な光景。棟梁の車に何か惹かれるものがあったのか。家が建ってるまわりはこんなに自然豊かです。

久々のパステル画。気合で描きます。

  


Posted by Masakatsu Nishitani at 20:30Comments(0)

2009年06月24日

体育会系アートギャラリー ~額装検討編~

アーティスティック・ライフスタイル・アドバイザー、略してALAにしなっつです。

ライフにアートを。No Art, No Lifeをモットーに、うちのお客さんへインテリアとしてのアート導入のお手伝いをしています。お客さんと一緒になって、絵、額、配置、色合いを考えていきます。

先日、ある行きつけの画材屋さんを訪ね、額のサンプルを見にいきました。あるお客さんのご子息である天才少年画伯の絵を入れる額を検討しています。



アルミや木の素材のものが多いのですが、おススメしたいのは、木の枠。やはり温かみがあります。金額はサイズにより様々ですが、A3サイズを基準にすると¥5,000~¥15,000くらい。やはり、こういった画材屋さんにあるものはホームセンターにあるものとは質感が全く違います。



壁の余白とのバランス、額と絵の間にいれる余白のバランス、周辺の床や建具の色との関係、額と絵の色の関係、インテリアとしての配置、などを考えます。余白っていうのがすごい重要になってくるんです。

すべて、少年画伯の絵を引き立てる為の試行錯誤です。生活空間の一隅に、プチギャラリー、もしくはプチアトリエ、おススメですよ。そして、少年少女の持つきらめきを昇華させましょう。お母さん、「絵なんて描いてもお金にならないわよっ」なんて、決して言わないであげて下さい。


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Posted by Masakatsu Nishitani at 20:23Comments(2)

2009年05月25日

体育会系スケッチ ~クロッキー編~

クロッキーとは、速写のことで、数分でスケッチをすることです。素早く、描く対象物の形や動きを捉える訓練です。僕もこの訓練を昔から続けています。チャコール(炭)ペンを使用して描きます。

目的は、速く正確に絵を描く描画技術の向上です。



猫を描いてみたり...



チンパンジーが好きだったりするので...



瀬戸田という瀬戸内の島でのスケッチです。

これからもこの訓練は続けて、建築でのパース作成などでも生かしたいと思っています。コンピューターグラフィックスなんかに負けへんっ!! 描き手の想いが伝わる手描きにコダワリます。





  


Posted by Masakatsu Nishitani at 21:45Comments(0)